シチズン アテッサの時刻合わせでお困りではないでしょうか。電波時計やGPS衛星電波時計は便利な反面、正しい設定方法や受信のコツを知らないと、時刻がずれてしまうことがあります。
この記事では、アテッサの時刻合わせに関するあらゆる疑問を解決し、機種別の詳細な操作方法から、電波が届かないときの対処法まで徹底的に解説します。あなたの時計が、いつでも正確な時を刻むためのガイドとして、ぜひご活用ください。
- アテッサの時刻合わせを正しく行う手順
- 時刻や日付が合わない原因と対処法
- キャリバーごとの操作方法と違い
まずはお使いのキャリバーを確認しましょう

アテッサはキャリバーによって操作方法が異なります。まずは裏ぶたでキャリバー番号を確認しましょう。
キャリバー番号は裏ぶたで確認できます
シチズンの腕時計は、裏ぶた(ケースバック)にキャリバー番号が刻印されています。
多くのモデルでは、
「H804」「H410」「H110」
のように、英字1文字と数字3桁で表示されています。
まずは、お手元の時計の裏ぶたを確認し、ご自身のキャリバーを把握しておきましょう。

この記事で解説する3つのキャリバー
本記事では、アテッサで採用例の多い次の3系統のキャリバーを対象に解説します。
| キャリバー | 特徴 |
|---|---|
| H80* | 海外電波対応・ワールドタイム搭載の多機能モデル |
| H41* | 国内専用・シンプルな電波ソーラーモデル |
| H11* | 国内専用・時差修正機能を備えたモデル |
シチズン アテッサの時刻合わせはまず強制受信がおすすめ

シチズン アテッサの時刻がずれた場合は、手動で時刻を修正する前に、まず強制受信を試すのがおすすめです。電波受信に対応したモデルであれば、受信した標準電波をもとに時刻やカレンダーを自動で補正できます。
ただし、強制受信の操作はキャリバーによって一部異なります。特にH80系はクロノグラフ機能を搭載しているため、H41系・H11系とは受信開始時の針の動きや注意点が異なります。
この章では、キャリバーごとの手順に分けて解説します。
H80系(H804など)の強制受信方法
H80系(H804など)は、H410・H110とは異なり、日本だけでなくアメリカ・ドイツ・中国の標準電波にも対応するワールドタイムモデルです。強制受信を行う前に、都市設定が現在地に合っていることを確認しましょう。都市設定が異なる地域になっていると、受信に成功しても現在地の時刻が表示されないことがあります。
事前に時計を腕から外し、窓際など電波を受信しやすい場所へ置き、9時位置を送信所の方向へ向けてください。
手順
- りゅうずが通常位置(0段目)にあることを確認する
- 右下のボタン(A)を約2秒間押し続ける
- 「クロノグラフ 1/20秒針」が「RX」を指したらボタンを離す
- 受信が始まるので、そのまま時計を動かさず待つ
- 通常の時刻表示へ戻れば受信完了

📌注意点
クロノグラフ使用中や、秒針が2秒ごとに動いている(充電警告状態)ときは受信できません。
受信時間の目安
受信時間の目安は約2〜30分です。
ほかのキャリバーより長くかかる場合がありますが、完了するまで動かさずに待ちましょう。
受信できたか確認する方法
- りゅうずを通常位置(0段目)にする
- 右下のボタン(A)を1回押す
- 「クロノグラフ 1/20秒針」が移動して、受信結果を指し示す
指し示した位置によって、以下の状態を表します。
📌結果の読み取り方
| 秒針表示 | 状態 |
|---|---|
| OK | 受信成功 |
| NO | 受信失敗(時刻や日付は修正されていません) |
| RX | 電波を受信中 |
📌確認を終了する
再度ボタン(A)を1回押すか、操作をせずに約10秒間待機すると、自動的に通常の時刻表示に戻ります。
H804(H80系)で確認しておきたいポイント
H804(H80系)では、強制受信の前に以下の設定も確認すると安心です。
- 都市設定が現在地になっているか
- サマータイム設定(AUTO/ON/OFF)が適切か
- 海外では受信地域に対応した都市を選択しているか
これらの設定が合っていないと、受信自体は成功しても表示時刻が期待どおりにならないことがあります。
H41系(H410など)・H11系(H110など)の強制受信方法
H410とH110は、日本国内の標準電波(福島局・九州局)に対応した電波ソーラーです。 基本的な受信操作が共通しています。
事前に時計を腕から外し、窓際など電波を受信しやすい場所へ置き、9時位置を送信所の方向へ向けてください。
手順
- りゅうずを通常位置(0段目)にする
- 右下のボタン(A)を約2秒間押し続ける
- 秒針が「RX」を示したらボタンを離す
- 秒針が受信レベル(H・M・L)を示し、受信が始まる
- 通常の1秒運針へ戻れば受信完了

📌注意点
秒針が2秒ごとに動いている(充電警告状態)ときは受信できません。
受信時間の目安
受信時間の目安は約2〜15分(H41系は最大約15分)です。
完了するまでは動かさないようにしましょう。
受信できたか確認する方法
(A)ボタンを1回押すと受信結果を確認できます。
📌結果の読み取り方
| 表示 | 状態 |
|---|---|
| H | 受信成功(受信レベル:高) |
| M | 受信成功(受信レベル:中) |
| L | 受信成功(受信レベル:低) |
| NO | 受信失敗 |
| RX | 電波を受信中 |
H・M・Lはいずれも正常に受信できています。Lは受信時の電波レベルを示す表示であり、受信が完了していれば時刻精度に違いはありません。
強制受信を成功させるコツ
強制受信は、操作方法だけでなく受信環境も結果に大きく影響します。受信できない場合でも故障とは限らず、設置場所や時計の向きを見直すことで改善するケースがあります。
受信時は、次の点を意識すると成功しやすくなります。
- 窓際など電波を受信しやすい場所に置く
- 時計の9時側(アンテナ内蔵位置)を送信所1の方向へ向ける
- 腕から外し、受信中はできるだけ動かさない
- 秒針が2秒運針になっている場合は十分に充電してから受信する
- 金属製の机や電子機器の近くは避ける
これらを確認しても受信できない、あるいは受信に成功しているのに時刻が合わない場合は、受信以外に原因がある可能性も考えられます。次章では、都市設定や基準位置のずれなど、時刻が合わない主な原因を順番に確認していきます。
お近くの電波送信所の方向へ時計の9時位置を向けてください。
- おおたかどや山標準電波送信所(福島局、福島県田村市都路町)
- はがね山標準電波送信所(九州局、佐賀県佐賀市 富士町)
電波受信に成功しても時刻が合わない原因

強制受信が成功しているにもかかわらず時刻や日付が正しく表示されない場合は、電波受信そのものではなく、時計の設定や基準位置に原因がある可能性があります。特にH80系はワールドタイム機能を備えているため、都市設定やサマータイム設定も確認が必要です。
この章では、確認しやすい項目から順番に原因を切り分けていきます。
H80系は「都市設定」と「サマータイム設定」を確認する
H80系(H804など)は、日本・中国・アメリカ・ヨーロッパの標準電波に対応する多局受信モデルです。そのため、電波受信に成功していても、都市設定やサマータイム設定が現在地と一致していないと、正しい時刻を表示できません。
特に海外旅行や出張でワールドタイム機能を使用したあとや、設定を変更した記憶がない場合でも、誤って都市設定が切り替わっているケースがあります。
時刻がちょうど1時間だけずれているような場合は、基準位置の異常よりも、まず都市設定やサマータイム設定を確認すると原因を切り分けやすくなります。
都市設定(ワールドタイム)の確認方法
まず確認したいのが都市設定です。現在地とは異なる都市が選択されていると、その都市の時刻を基準に表示されるため、日本で使用していても時刻がずれる原因になります。
りゅうずの位置を1段目にすると、「秒針」で現在の設定都市がわかります。
▼ 国内使用の場合は「TYO(東京)」

サマータイム設定の確認方法
あわせてサマータイム設定(DST)も確認しましょう。サマータイムが有効になっていると、時刻はちょうど1時間進んだ、または遅れた状態になります。電波受信自体は正常に行われているため、「受信できているのに時刻だけ合わない」という症状になりやすい点が特徴です。
📌現在の設定の読み取り方
- ON/OFFの確認: 「クロノグラフ分針」が指す位置(SMT ON または OFF)を見ます。
- 自動/手動の確認: 「クロノグラフ 1/20秒針」が指す方向を見ます。
- 真上を指している場合:自動設定(電波受信で自動切り替え)
- 真下を指している場合:手動設定(電波を受信しても設定は変わらない)
📌サマータイムのON/OFFを切り替える方法
標準時刻とサマータイム(+1時間進んだ時刻)を任意に切り替える手順です。
- りゅうずを1段引きにします。
- 右上のボタン(B)を1回押すごとに、クロノグラフ分針が動き、「SMT ON ↔ SMT OFF」が切り替わります。
- りゅうずを0の位置(通常位置)に戻して終了します。

📌自動(電波連動)と手動の切り替え方法
電波に含まれるサマータイム信号に連動させるか、自分で固定するかを選ぶ手順です。
- りゅうずを1段引きにします。
- 右下のボタン(A)を2秒以上押し続けます。
- 押すごとに、クロノグラフ 1/20秒針が「真上(自動) ↔ 真下(手動)」に切り替わります。
- りゅうずを0の位置に戻して終了します。

基準位置がずれている
都市設定に問題がない、またはH41系・H11系を使用している場合は、針や日付の基準位置がずれていないか確認します。
基準位置とは、時計が「針や日付の基準」として記憶している位置のことです。強い衝撃や磁気などの影響によって基準位置がずれると、電波受信には成功していても、針や日付が正しい位置を示さなくなることがあります。
- 電波受信は成功しているのに時刻だけ数分ずれる
- 日付だけが切り替わらない
- 秒針や時針が本来の位置からずれて表示される
このような症状が見られる場合は、基準位置のずれが考えられます。
基準位置の確認・修正方法はキャリバーごとに異なりますが、いずれも時計本体の確認モードから現在の基準位置を表示し、必要に応じて修正する仕組みです。操作方法は次章でキャリバー別に解説します。
受信環境や充電状態も確認する
設定や基準位置に問題が見当たらない場合は、電波を安定して受信できていない可能性も考えられます。
例えば、建物の構造や周囲の環境によっては標準電波を受信しにくいことがあり、受信操作を行っても十分な電波を受信できない場合があります。また、受信中に時計を動かすことも受信精度に影響することがあります。
さらに、秒針が2秒運針になっている場合は充電警告状態です。この状態では電波受信が行えないため、まず十分に充電してから再度強制受信を試してください。
受信環境を見直しても改善せず、設定や基準位置にも問題がない場合は、時計の取扱説明書で症状を確認するか、必要に応じてシチズンのサポートへ相談すると安心です。
基準位置がずれていると時刻が正しく表示されない
- 基準位置とは
- H80系(H804など)の基準位置を確認・修正する方法
- H41系(H410など)の基準位置を確認・修正する方法
- H11系(H110など)の基準位置を確認・修正する方法
- 【重要】修正後は強制受信を行う
強制受信に成功しているにもかかわらず時刻や日付が合わない場合は、針や日付の基準位置がずれている可能性があります。基準位置とは、針やカレンダーが正しい位置を表示するための「基準となる位置」のことです。
強い衝撃や磁気などの影響で基準位置がずれると、電波で正しい時刻情報を受信しても、針が本来とは異なる位置を指してしまいます。この章では、基準位置の概要と、キャリバーごとの確認方法と修正方法を解説します。
基準位置とは
基準位置とは、針や日付が動作するときの基準となる位置です。人でいう「スタート地点」のようなもので、この位置が正しく記憶されていることで、電波受信後も正確な時刻や日付を表示できます。
一方、基準位置がずれていると、受信結果が正常でも表示だけがずれてしまうことがあります。
例えば、
- 時刻が数分〜数時間ずれる
- 日付が正しく切り替わらない
- 受信結果は成功(OK・H・M・L)なのに時刻が合わない
といった症状が見られる場合は、基準位置の確認をおすすめします。
H80系(H804など)の基準位置を確認・修正する方法
確認方法
りゅうずを通常位置(0段目)にしたまま、右上のボタン(B)を約10秒間押し続けます。針と日付が動いて停止した位置が現在の基準位置です。
正常な位置は次のとおりです。
- すべての針が12時位置
- 日付が「31」と「1」の間

修正方法
- 確認状態でりゅうずを2段目に引く
- ボタン(B)を短く押して修正したい針を選び、りゅうずを回して正しい位置(真上など)に合わる
- 全ての修正が終わったら、りゅうずを0の位置に戻し、最後にボタン(B)を1回押すと通常表示に戻る
※修正後は必ず強制受信を行ってください。

H41系(H410など)の基準位置を確認・修正する方法
確認方法
りゅうずを通常位置にしたまま、右上のボタン(B)を10秒以上押し続け、針が高速で動き始めたらボタンを離します。
正常な位置は次のとおりです。
- すべての針が0時00分00秒
- 日付が「31」と「1」の間

修正方法
- 確認状態でりゅうずを1段引きにし、回して「日付(31と1の間)」と「時針(12時)」を合わせる
- りゅうずを2段引きにし、回して「秒針と分針(00分00秒)」を合わせる
- りゅうずを通常位置に戻し、最後にボタン(B)を1回押すと通常表示に戻る
※修正後は必ず強制受信を行ってください。
H11系(H110など)の基準位置を確認・修正する方法
確認方法
りゅうずを通常位置にしたまま、右上のボタン(B)を約5秒以上押し続けます。針が動き始めたらボタンを離し、停止した位置を確認し
正常な位置は次のとおりです。
- すべての針が0時00分00秒
- 日付が「1」

修正方法
- 確認状態でりゅうずを2段引きにする
- 「日付 → 時針 → 分・秒針」の順に修正する
- ボタン(A)を押すごとに修正対象が切り替わり、針が少し動いて反応します。
- 各モードでりゅうずを回し、日付は「1」、針はすべて「12時/0秒」の正位置に合わせる
- 合わせ終わったらりゅうずを通常位置に戻し、最後にボタン(B)を1回押すと現在時刻に戻る
※修正後は必ず強制受信を行ってください。

【重要】修正後は強制受信を行う
基準位置を修正しただけでは現在時刻は反映されません。
修正後は、前章で紹介した強制受信を実行し、現在の時刻情報を受信してください。基準位置と受信の両方が正常になることで、本来の時刻とカレンダー表示へ戻ります。
電波が使えないときの手動での時刻合わせ
通常は強制受信による時刻合わせが推奨されますが、状況によっては手動で時刻やカレンダーを設定する必要があります。
アテッサはキャリバーによって操作方法が異なるため、この章ではH80系・H41系・H11系に分けて手順を解説します。お使いのキャリバーに該当する項目をご確認ください。
手動設定が必要になるケース
電波が届かない場所や海外などでは、自動で時刻を修正できない場合があります。また、受信環境を見直しても強制受信が成功しないときは、手動で時刻やカレンダーを設定する方法が有効です。
H80系は海外対応ですが、対応地域以外では手動設定が必要になります。H41系・H11系は日本国内専用のため、海外では手動設定(H11系は時差修正機能を含む)が基本となります。
H80系(H804など)の手動設定方法
H80系は、時刻・日付・曜日・年月を1つの修正モードで順番に設定する方式です。電波を受信できない環境や、手動で各項目を修正したい場合は、次の手順で操作します。
手順
- りゅうずを1段目に引く

- 右上のボタン(B)を2秒以上押し続ける
- 秒針が30秒位置に、クロノグラフ分針が60分位置に移動します。
- りゅうずを2段目(一番外側)まで引く

- ボタンⒷを短く押すごとに、修正対象が切り替わる(針が少し動いて反応します)。
- ①時刻(分・時・24時間針)→ ②日 → ③曜 → ④年月 の順に切り替わります。
- りゅうずを回して各項目を合わせる
- 合わせ終わったら、時報などに合わせてりゅうずを0の位置(通常位置)に押し込む
画像出典:シチズン公式取扱説明書45ページより
修正できる項目
ボタン(B)を押すたびに、修正対象は次の順番で切り替わります。
| 修正順 | 項目 |
|---|---|
| ① | 時刻(時・分・24時間針) |
| ② | 日付 |
| ③ | 曜日 |
| ④ | 年・月 |
時刻合わせを行う際は、午前・午後や日付の切り替わるタイミングにも注意しながら設定すると、カレンダーのずれを防ぎやすくなります。
📌海外では:H80系は海外の標準電波にも対応しています。対応地域では、まず都市設定を合わせたうえで強制受信を試してください。対応していない地域や受信できない環境では、この手動設定で時刻を合わせます。
H41系(H410など)の手動設定方法
H41系は、時刻・カレンダーを項目ごとに個別に設定する構成です。必要な項目だけを修正できるため、状況に応じて操作を行います。
秒・分を合わせる
- りゅうずを2段引きにする(秒針が0秒位置へ移動)
- りゅうずを回して分を合わせる
- 時報などに合わせてりゅうずを通常位置へ戻す
月・年を合わせる
- りゅうずを1段引きにする
- 秒針が現在の月・年を示したら、りゅうずを回して正しい位置へ合わせる
- りゅうずを通常位置へ戻す
時・日付を合わせる
- りゅうずを通常位置にします。
- 右上のボタン(B)(隠しボタン)を1回押す(時針が動き修正状態へ)。

- 10秒以内にりゅうずを回して合わせる
- 日付は時針と連動して動きます。
画像出典:シチズン公式取扱説明書26ページより
日付は時針と連動して切り替わるため、午前・午後を確認しながら調整すると正しく設定できます。
📌海外では:H41系は日本国内専用モデルです。海外では現地の標準電波を受信できないため、必要に応じて手動で時刻を修正してください。
H11系(H110など)の手動設定方法
H11系では、時刻とカレンダーをそれぞれ別に設定します。操作中はボタン(A)で修正項目を切り替えながら進めます。
時刻を合わせる
- りゅうずを2段引きにする
- 秒針が0秒位置へ移動したことを確認する
- りゅうずを回して分針を合わせる
- ボタン(A)を1回押す
- りゅうずを回して時針を合わせる
- 時報などに合わせてりゅうずを通常位置へ戻す
カレンダーを合わせる
- りゅうずを1段引きにする
- 秒針が現在の月・年を示したことを確認する
- りゅうずを回して日付を合わせる
- ボタン(A)を1回押す
- りゅうずを回して月・年(うるう年からの経過年)を設定する
- 設定が終わったら、りゅうずを通常位置へ戻す
📌海外では:H11系も海外の標準電波には対応していません。ただし、海外旅行や出張などで一時的に現地時刻へ合わせる場合は、時差修正機能を利用すると、時針だけを調整できるため便利です。
キャリバーH804・H410・H110の違い
ここまで解説してきたように、アテッサはキャリバーによって操作方法が異なります。その背景には、搭載されている機能や対応する電波の違いがあります。
基本的な時刻合わせの考え方は共通ですが、海外対応の有無やワールドタイム機能などの違いによって、設定項目や操作手順が変わります。ここでは、本記事で扱っている3種類のキャリバーの特徴を簡潔に整理します。
H804・H410・H110の比較表
| 項目 | H80系(H804など) | H41系(H410など) | H11系(H110など) |
|---|---|---|---|
| 対応電波 | 日本・中国・アメリカ・ドイツ | 日本国内専用 | 日本国内専用 |
| カレンダー表示 | 日付・曜日 | 日付 | 日付 |
| ワールドタイム | ○(26都市) | × | × |
| クロノグラフ | ○(1/20秒) | × | × |
| 主な特徴 | 多機能・海外対応 | 国内向けシンプルモデル | 時差修正機能を搭載 |
| パワーセーブ持続時間の目安 | 約10か月 | 約2年 | 約24〜30か月 |
H80系は海外でも利用しやすい多機能モデルである一方、H41系・H11系は日本国内での使用を前提としたシンプルな構成です。
H80系は海外対応と多機能性が特徴
H80系は、日本・中国・アメリカ・ドイツの標準電波を受信できるマルチバンド受信に対応しています。海外でも対応地域であれば現地の標準電波を受信でき、ワールドタイム機能と組み合わせることで時刻を合わせられる点が大きな特徴です。
また、曜日表示やクロノグラフ、26都市対応のワールドタイムなど、多彩な機能を備えています。その反面、都市設定やサマータイム設定など、確認すべき項目もH41系・H11系より多くなります。
本記事でH80系の操作を個別に解説しているのも、このような機能の違いによるものです。
H41系・H11系は国内利用を重視したシンプルな構成
H41系とH11系は、日本国内の標準電波(福島局・九州局)の受信に対応した電波ソーラームーブメントです。海外の標準電波は受信できませんが、その分、操作は比較的シンプルにまとめられています。
両者は基本的な考え方が似ていますが、H11系には時差修正機能が搭載されており、海外などで電波を受信できない場合でも、時針だけを1時間単位で調整しやすい設計となっています。
機能構成は異なるものの、いずれもエコ・ドライブと電波受信を組み合わせた高精度なムーブメントです。用途や搭載機能に応じて操作方法が異なるため、お使いのキャリバーに合った手順で設定することが大切です。
まとめ

シチズン アテッサの時刻が合わない場合は、まずキャリバーを確認したうえで、強制受信を試すことが基本です。受信環境を整えて正しく受信できれば、多くのケースでは時刻やカレンダーが自動で修正されます。
それでも改善しない場合は、針や日付の基準位置がずれていないか確認してみましょう。基準位置がずれていると、電波受信に成功していても正しい時刻を表示できないことがあります。
また、H80系(H804など)はワールドタイム機能を搭載しているため、都市設定やサマータイム設定が現在地に合っているかどうかも重要な確認ポイントです。これらの設定が適切でないと、受信自体は成功していても期待どおりの時刻にならない場合があります。
本記事で紹介した手順を順番に確認すれば、多くの時刻のずれは原因を切り分けながら対処できます。それでも改善しない場合は、オールリセットや点検・修理が必要なケースも考えられるため、シチズンのサポート窓口や正規サービスへの相談も検討するとよいでしょう。
シチズンの公式情報アクセスページには、取扱説明書やトラブルシューティングなどの詳しい情報がまとめられています。合わせて参考にしてください。
- 機種番号H80*(H800、H804)
https://citizen.jp/support/guide/html/h800/h800.html - 機種番号H41*
https://citizen.jp/support/guide/html/h41/h41.html - 機種番号H110(H110、H111)
https://citizen.jp/support/guide/html/h110/h110.html
シチズン アテッサの時刻合わせに関するよくある質問(FAQ)
シチズン アテッサの時刻合わせで特によくある疑問をまとめました。困ったときは、まず該当する項目をご確認ください。
- シチズン アテッサの時刻が合わないときは、最初に何をすればいいですか?
-
まずはキャリバーを確認し、お使いのモデルに合った方法で強制受信を試してください。電波を正常に受信できれば、時刻やカレンダーは自動で修正されます。それでも改善しない場合は、基準位置やH80系では都市設定・サマータイム設定も確認しましょう。
- シチズン アテッサの強制受信にはどれくらい時間がかかりますか?
-
H80系は約2〜30分、H41系・H11系は約2〜15分が目安です。受信中は時計を動かさず、窓際など電波を受信しやすい場所に置いて待ちましょう。
- 強制受信しても受信できないのはなぜですか?
-
屋内や電子機器の近くなど、電波を受信しにくい環境が原因となることがあります。窓際で時計の9時側を送信所の方向へ向け、腕から外して受信すると成功しやすくなります。秒針が2秒運針になっている場合は、十分に充電してから再度試してください。なお、H80系ではクロノグラフ使用中も受信できません。
- 海外から帰国したあとに時刻が合わない場合はどうすればよいですか?
-
H80系は都市設定を日本へ戻してから強制受信してください。H41系・H11系も日本国内へ戻ったら強制受信を行うことで、自動的に日本時刻へ戻ります。海外で手動設定した場合は、日本時間へ戻っているかも確認しましょう。
- シチズン アテッサの取扱説明書はどこで確認できますか?
-
シチズン公式サイトでは、キャリバー番号ごとの取扱説明書を公開しています。ケースバック(裏ぶた)に刻印されたキャリバー番号(H804・H410・H110など)を確認し、該当する説明書を参照すると正しい操作方法を確認できます。

