タグ・ホイヤーの時計が止まったとき、まず気になるのが「電池交換で直るのか」「どこに依頼すればよいのか」「費用はいくらか」という点ではないでしょうか。
2026年9月時点で確認できる日本向け公式料金表では、電池交換を含むM1メンテナンスサービスは15,400円(税込)です。ただし、これは電池だけを入れ替える料金ではなく、時計の状態を確認し、ガスケット交換や防水テストなども行うメンテナンスサービスです。
この記事では、タグ・ホイヤーの電池交換の目安や、電池切れのまま放置することで起こり得ること、正規サービスと一般の時計店・家電量販店の違いまで整理します。さらに、公式へ依頼する場合の方法やMy TAG Heuerについても確認していきます。
- 電池交換の目安と電池切れのサイン
- 正規サービスの料金とM1の内容
- 電池交換を依頼できる場所と方法
タグ・ホイヤーの電池交換はM1メンテナンスで15,400円

電池交換を考えるときは、まず通常のクォーツウォッチに現れる交換時期のサインを確認しておきたいところです。そのうえで、タグ・ホイヤーの正規サービスで用意されているM1メンテナンスの料金と内容を見ていきます。
タグ・ホイヤーの電池交換の目安
タグ・ホイヤー公式では、クォーツウォッチの電池寿命は平均2~3年と案内されています。ただし、時計の種類によって異なり、クロノグラフの機能を頻繁に使用する場合は電池の消耗が早まることもあります。
交換時期を判断するサインのひとつが、EOL(End of Life)表示です。秒針が2~5秒ずつ進むようになっても、しばらく正しい時刻を表示する場合があります。また、秒針が完全に止まったり、時刻の進み・遅れが見られたりすることも、電池交換を考えるきっかけになります。
ただし、時刻の進みや遅れの原因が必ず電池切れとは限りません。 電池を交換しても正常に動作しない場合は、別の原因が考えられます。
なお、タグ・ホイヤーには通常の電池式クォーツとは電源方式が異なるモデルもあります。ソーラーグラフは光によって充電するソーラークォーツ、Connectedは充電式のコネクテッドウォッチです。
電池切れのまま長期間放置しない
クォーツウォッチが停止した場合、タグ・ホイヤーはできるだけ早く電池を交換するよう案内しています。電池に問題がある状態を放置すると、時計の機構に重大な損傷を与える可能性があるためです。
公式マガジンでは、電池切れの状態を放置すると、電池が破裂して腐食性の化学物質が内部部品に漏れ出し、修復できない損傷につながる可能性があると説明しています。これはすべての時計で起こるという意味ではありませんが、電池切れを長期間そのままにしないほうがよい理由のひとつです。
特に、電池が切れたことをきっかけに時計を長期間しまい込む場合は注意が必要です。単に「動かないから使わない」という状態でも、電池をそのままにしておく期間が長くなれば、内部への影響が生じる可能性があります。電池交換だけでなく、必要に応じて点検も含めて早めに対応を検討するとよいでしょう。
公式の電池交換はM1メンテナンスサービス
タグ・ホイヤーの正規サービスでは、電池交換を含むM1メンテナンスサービスが用意されています。2026年9月時点で確認できる日本向け公式料金表(2026年3月版)では、料金は15,400円(税込)です。クォーツ3針、クォーツクロノグラフ、ソーラーグラフはいずれも同料金となっています。
| 対象 | M1メンテナンスサービス |
|---|---|
| クォーツ3針 | 15,400円(税込) |
| クォーツクロノグラフ | 15,400円(税込) |
| ソーラーグラフ | 15,400円(税込) |
※ソーラーグラフは、通常の電池式クォーツとは電源方式が異なります。
※料金表は2026年3月版。2026年9月時点で確認。料金は予告なく変更される場合があります。
M1は、電池だけを交換するサービスではなく、時計の状態を確認しながらメンテナンスを行うサービスです。具体的な内容は次のとおりです。
- 時計診断・分解(ムーブメント除く)
- ケース・ブレスレットの洗浄
- バッテリー交換(クォーツ時計)
- ガスケット交換および防水テスト
- ファイナルコントロール
なお、公式料金表に記載のない修理やパーツについては、時計の診断後に見積もりとなります。診断・見積もり費用は無料で、配送費は修理料金に含まれます。
タグ・ホイヤーのM2メンテナンス(オーバーホール)については、下記の記事にまとめています。

電池交換はどこに依頼できる?

タグ・ホイヤーの電池交換には、公式の正規サービスだけでなく、時計店や家電量販店などの選択肢もあります。料金だけで決めるのではなく、作業内容や防水性、保証との関係も含めて違いを確認しましょう。
タグ・ホイヤーの正規サービスに依頼する
タグ・ホイヤーの正規サービスを利用する場合、TAG Heuerブティックへの持ち込みと、オンラインで修理を申し込んで時計を送る方法があります。
なお、日本のTAG Heuer Customer Service Centerは「NO WALK IN / MAIL-IN SERVICE ONLY」と案内されています。つまり、カスタマーサービスセンターへ直接持ち込んで依頼することはできません。
また、TAG Heuerブティックと正規販売店は、公式サイト上でも別の店舗区分として案内されています。ブティックでは修理受付を行っている店舗がある一方、正規販売店を含め、受け付けているサービスは店舗によって異なります。利用したい店舗が決まっている場合は、公式の店舗ページで「ウォッチのサービス&修理」の案内を確認しておくとよいでしょう。
時計店や家電量販店に依頼する
タグ・ホイヤーの電池交換は、正規サービスのほか、時計店や家電量販店へ依頼する方法もあります。
「ヤマダ電機」「ヨドバシカメラ」「ビックカメラ」など、時計を取り扱う家電量販店でも、修理や電池交換を受け付けている場合があります。ただし、タグ・ホイヤーに対応できるか、どのような作業を行うかは店舗によって異なります。
料金や所要時間は店舗によって異なり、即日で対応できるかどうかも一律ではありません。また、電池交換に加えて防水性の確認やガスケット交換を行うか、交換後の保証があるかなど、サービスの範囲にも違いがあります。
近くの店舗で相談できることや、店舗独自のサービスを利用できることは、一般店を選ぶ理由の一つになります。一方で、時計のモデルによって対応可否が分かれることもあるため、依頼する際はタグ・ホイヤーのモデルを伝え、料金だけでなく、作業内容と保証まで確認しておくと安心です。
正規サービスと一般店の違い
正規サービスと一般の時計店・量販店では、電池交換そのものだけでなく、付随する作業や依頼方法にも違いがあります。主な違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | タグ・ホイヤー正規サービス | 一般の時計店・量販店 |
|---|---|---|
| 電池交換 | M1に含まれる | 店舗のサービスによる |
| 料金 | 15,400円(税込)※ | 店舗・時計により異なる |
| ガスケット | M1で交換 | 作業内容による |
| 防水性に関する作業 | M1のサービス内容に含まれる | 店舗によって異なる |
| 保証 | 公式サービスの保証 | 店舗独自の保証など |
| 依頼方法 | ブティック・オンライン | 店舗への持ち込み・送付など |
※2026年9月時点。日本向け公式料金表(2026年3月版)M1メンテナンスサービスの料金です。
公式サービスでは、電池交換だけでなくM1に含まれるメンテナンスまでまとめて依頼できます。一方、一般店では店舗によって対応範囲や料金、保証が異なるため、何をどこまで行うサービスなのかを確認してから依頼すると比較しやすくなります。
自分で電池交換する場合の注意点
時計によっては電池交換そのものを自分で行える場合もありますが、タグ・ホイヤーの場合は、単に電池を入れ替えるだけで済むとは限りません。
裏蓋を開ける作業では、ケースや裏蓋に傷がつく可能性があるほか、ガスケットの状態確認や交換、防水性への配慮も必要になります。内部に異物が入れば、時計の動作に影響することもあります。
また、保証が残っている時計では、メーカーの保証条件との関係にも注意が必要です。
そのため、時計の分解や防水性に関わる作業に慣れていない場合は、DIYでの交換よりも、正規サービスや時計のメンテナンスに対応できる専門店への依頼を検討したほうが安心です。
タグ・ホイヤー公式へ電池交換を依頼する方法

公式サービスを利用すると決めたら、次に確認したいのが依頼方法です。タグ・ホイヤーでは、店舗へ時計を持ち込む方法のほか、オンラインで修理を申し込み、時計を送る方法も用意されています。
購入した正規販売店やブティックに相談する
正規サービスを利用する場合は、購入した正規販売店やTAG Heuerブティックに相談する方法があります。
ただし、正規販売店・ブティックのすべてで、同じサービスを受けられるわけではありません。 タグ・ホイヤー公式の店舗検索では、各店舗の取り扱いサービスを確認できるため、電池交換を依頼する際は、利用する店舗の案内を確認しておくとよいでしょう。
購入した店舗が近くにある場合は、まずそこで電池交換について相談するのも一つの方法です。店舗での受付状況が分からない場合は、持ち込む前に確認しておくとスムーズです。
オンラインで修理を申し込む
店舗へ出向くことが難しい場合は、タグ・ホイヤー公式サイトから修理を申し込み、時計を送付する方法があります。
オンラインの修理受付では、時計の情報や現在の状態などを入力して依頼します。時計を送付すると、時計の状態を確認したうえで、必要に応じて見積もりが案内されます。
修理料金表では、時計の診断と見積もりは無料、配送費は修理料金に含まれると案内されています。
オンラインでの依頼では、店舗へ直接持ち込む場合とは異なり、時計を配送して預けることになります。そのため、依頼時には時計の状態をできるだけ正確に入力しておくと、状況を伝えやすくなります。
My TAG Heuerを利用すると時計情報を管理できる
タグ・ホイヤーには、購入した時計の情報などを登録・管理できるMy TAG Heuer(マイ タグ・ホイヤー)があります。時計を登録しておけば、所有するモデルの情報をまとめて管理でき、修理やサービスを利用する際にも活用できます。
修理を依頼する際にも、登録した時計の情報を利用できるため、オンラインでの手続きを行う場合には便利な仕組みです。
まとめ
タグ・ホイヤーの電池交換を検討しているなら、まず覚えておきたいのは次の3点です。
- 公式のM1メンテナンスサービスは15,400円(税込)
- 電池切れのまま長期間放置せず、点検・交換を検討する
- 正規サービスか一般店か、料金だけでなく作業内容や保証も確認する
正規サービスを利用する場合は、購入した正規販売店やTAG Heuerブティックへの相談、公式サイトからのオンライン依頼などの方法があります。
大切な時計だからこそ、電池を交換するだけでなく、その後も安心して使える方法を選びたいところです。
タグ・ホイヤーの電池交換に関するよくある質問
最後に、タグ・ホイヤーの電池交換について、特に確認しておきたい疑問をまとめます。
- タグ・ホイヤーの電池交換代はいくらですか?
-
2026年9月時点で確認できる日本向け公式料金表では、電池交換を含むM1メンテナンスサービスは15,400円(税込)です。
- タグ・ホイヤーの電池交換は何年に一度ですか?
-
タグ・ホイヤー公式では、クォーツ時計の電池寿命は平均2〜3年と案内されています。ただし、時計の種類や使用状況などによって異なるため、実際の交換時期には個体差があります。
- タグ・ホイヤーの電池交換は自分でできますか?
-
構造上、自分で電池を交換できる時計もありますが、裏蓋を開ける作業には傷や防水性への影響などを考慮する必要があります。電池交換後の状態まで適切に管理することを考えると、専門店や正規サービスへの依頼も選択肢になります。
参考・出典
- TAG Heuer 公式「サービス&価格」
https://www.tagheuer.com/jp/ja/service/service-prices/ - TAG Heuer 公式「時計の修理」
https://www.tagheuer.com/jp/ja/service/repair-my-watch/ - TAG Heuer 公式「保証」
https://www.tagheuer.com/jp/ja/service/warranty/ - TAG Heuer 公式「My TAG Heuer」
https://www.tagheuer.com/jp/ja/my-tag-heuer/ - TAG Heuer 公式「製品ユーザーガイド」
https://www.tagheuer.com/jp/ja/service/product-user-guides/ - TAG Heuer 公式「ケアに関する推奨事項」
https://www.tagheuer.com/jp/ja/service/care-recommendations/

