「IWCの時計が欲しい。でも、IWCは100万円以上する高級時計だから、自分にはまだ早い……」
そんなイメージを持っていませんか?
確かにIWCには高価格帯のモデルもありますが、現行ラインアップを見てみると、IWCを比較的手の届きやすい価格から選べるモデルもあります。
ただし、ここで注意したいのが、「一番安いモデル=初めてのIWCに最適」とは限らないことです。
ケースサイズやデザイン、ムーブメント、防水性などを見ていくと、価格が少し違っても、自分の使い方に合うモデルが変わってきます。
この記事では、現行IWCの最安モデルはどれなのか、初めて選びやすいエントリーモデルには何があるのかを整理します。さらに、新品の正規販売価格より予算を抑えたい場合の中古・旧モデル・並行輸入という選択肢にも触れます。
最後まで読めば、「IWCをできるだけ安く買いたい」という視点だけでなく、価格と満足度の両方から、自分に合うIWCを選ぶための基準が分かります。
- IWC現行モデルで最も安い時計と価格
- エントリーに適したIWC3モデルの違い
- 中古・旧モデル・並行輸入で安く買う方法
IWCの安いモデルはどれ?現行最安はポートフィノ

IWCの現行ラインアップから価格を抑えて選ぶなら、まず各コレクションの価格帯を確認することが重要です。同じIWCでもコレクションによって価格は大きく異なり、最安モデルとエントリーとして選びやすいモデルが必ずしも一致するわけではありません。
IWC現行モデルで最も安いのはポートフィノ
2026年9月現在、IWC日本公式サイトで確認できる現行モデルのうち、今回比較した主要5コレクションで最も価格が低いのは、ポートフィノ・オートマティック IW356517です。価格は87万3,400円(税込)となっています。
IW356517は、ステンレススティール製ケースにブラックのアリゲーター・ストラップを組み合わせた40mmの自動巻きモデルです。搭載するキャリバー35111は、50時間のパワーリザーブを備えています。防水性は3気圧です。
IWC公式では、このモデルについて、3針と日付表示を備えたシンプルな構成と、ポートフィノを代表する端正なデザインを特徴として挙げています。単に価格が低いだけでなく、現行コレクションの中で独立した個性を持つモデルである点も確認しておきたいところです。
したがって、「現在、新品のIWCをできるだけ低い予算から選びたい」という条件なら、まず候補になるのがIW356517です。
ただし、ここで「最安=最もおすすめ」と考える必要はありません。ポートフィノは3気圧防水である一方、同じ価格帯に近いパイロット・ウォッチには10気圧防水や120時間のパワーリザーブを備えるモデルもあります。価格だけでは見えない違いについては、次章で比較します。
主要5コレクションの最安価格を比較
IWCの価格帯を全体から見ると、コレクションごとに最安モデルの水準には明確な差があります。2026年9月時点で、IWC公式サイトに掲載されている現行モデルを比較すると、各コレクションの価格帯は次のようになります。
| コレクション | 最安候補 | 価格(税込) | ケース径 | パワーリザーブ | 防水性 |
|---|---|---|---|---|---|
| ポートフィノ | IW356517 | 87万3,400円 | 40mm | 50時間 | 3気圧 |
| パイロット・ウォッチ | IW458802 | 90万5,300円 | 36mm | 120時間 | 10気圧 |
| アクアタイマー | IW328801 | 108万5,700円 | 42mm | 120時間 | 30気圧 |
| ポルトギーゼ | IW358303 | 126万5,000円 | 40.4mm | 60時間 | 3気圧 |
| インヂュニア | IW324902 | 185万3,500円 | 35.1mm | 42時間 | 10気圧 |
各数値はIWC日本公式の商品ページによるものです。
この比較から分かるのは、IWCの現行モデルを価格だけで見た場合、ポートフィノが最も低い価格帯に位置していることです。一方で、ポートフィノとパイロット・ウォッチ・オートマティック36の差は約3万2,000円にとどまり、パイロット・ウォッチ・マーク XX(Mark XX) も97万5,700円です。
そのため、IWCのエントリーモデルを選ぶ際は「最安値」だけで候補を決めるより、ケースサイズや防水性、パワーリザーブ、デザインの方向性まで含めて比較することに意味があります。ここからは、価格差が比較的小さい3モデルを中心に、それぞれの特徴を見ていきます。
IWCのエントリーモデルはどれ?3本を比較

- ポートフィノ:価格を抑えてIWCらしい上品さを選ぶ
- パイロット・ウォッチ・オートマティック36:小径で選ぶなら
- Mark XX:40mmの王道パイロット・ウォッチを選ぶ
- 3モデルを比較して自分に合うIWCを選ぶ
IWCを初めて購入するなら、最安モデルだけで決めるのではなく、ケースサイズやデザイン、ムーブメント、防水性、使う場面との相性まで見て選ぶことが大切です。
現行モデルからエントリー候補を選ぶなら、価格を抑えやすい「ポートフィノ」、小径の「パイロット・ウォッチ・オートマティック36」、40mmの王道パイロット・ウォッチ「Mark XX」の3本が比較しやすいでしょう。
ポートフィノ:価格を抑えてIWCらしい上品さを選ぶ

現行の「ポートフィノ・オートマティック IW356517」は、IWCの中でも価格を抑えて選びやすいモデルです。40mmのステンレススティールケースに、3針と日付表示を組み合わせたシンプルな構成で、IWCらしいクラシカルな雰囲気を楽しめます。
搭載されるキャリバー35111は50時間のパワーリザーブを備え、防水性は3気圧です。IWCもポートフィノをクラシカルでエレガントなドレスウォッチとして位置づけています。
そのため、スーツやジャケットなどのきれいめな服装に合わせやすく、価格を抑えながら上品なIWCを選びたい人に向いています。
実際に長く所有することを考えるなら、価格だけでなく「普段どんな服装で、どんな場面で着けるか」まで考えておくと、購入後の満足度にもつながります。
パイロット・ウォッチ・オートマティック36:小径で選ぶなら
小さめのIWCを選びたいなら、「パイロット・ウォッチ・オートマティック36 IW458802」が候補になります。
価格は90万5,300円(税込)。36mmのステンレススティールケースに、IWC自社製キャリバー32102を搭載し、120時間のパワーリザーブと10気圧防水を備えています。
36mmというサイズは、存在感を抑えながらパイロット・ウォッチらしい視認性を楽しみたい人に適しています。
ポートフィノより価格は上がりますが、小径サイズとパイロット・ウォッチのデザインを重視するなら、価格差だけでは判断できない魅力があります。
Mark XX:40mmの王道パイロット・ウォッチを選ぶ

40mmのパイロット・ウォッチを選びたいなら、Mark XXが有力なエントリー候補です。
現行のMark XXは97万5,700円(税込)。40mmのケースにIWC自社製キャリバー32111を搭載し、120時間のパワーリザーブと10気圧防水を備えています。
ポートフィノと比べると約10万円高くなりますが、その差は単純な価格差ではありません。Mark XXでは、40mmのケースサイズに加えて、長時間のパワーリザーブや高い防水性など、パイロット・ウォッチとしての実用性を重視できます。
つまり、最安モデルではないものの、IWCらしいパイロット・ウォッチを選びたい人にとって有力なエントリーといえます。
3モデルを比較して自分に合うIWCを選ぶ
ここまでの3モデルを整理すると、選び方は比較的シンプルです。
| 重視すること | 向いているモデル |
|---|---|
| 価格を抑えたい | ポートフィノ |
| 小径・パイロットデザイン | パイロット・ウォッチ・オートマティック36 |
| 40mm・王道パイロット | Mark XX |
「IWCで一番安いモデル」を探すならポートフィノ。小径のパイロット・ウォッチならオートマティック36、40mmの王道パイロット・ウォッチならMark XXというように、重視するポイントによって選択肢が変わります。
最安価格だけを基準にするのではなく、自分の腕に合うサイズや普段の服装、求める実用性まで考えて選ぶことが、IWCを長く楽しむためのポイントです。
IWCをもっと安く買うなら中古・並行輸入

現行IWCの新品価格は、今回比較した中では最も安いポートフィノでも80万円台後半です。さらに予算を抑えてIWCを手に入れたいなら、中古や並行輸入品まで選択肢を広げる方法があります。
ただし、中古市場では年式やコンディションによって価格が大きく異なります。また、旧モデルと現行モデルでは位置づけも異なるため、「安い」という理由だけで比較しないことが大切です。
中古なら30万円台のIWCも選択肢になる
IWCには、現行新品とは異なる価格帯で流通している中古モデルがあります。モデルや状態によっては、30万円台で購入できる中古の個体も見つかります。
ただし、「IWCなら30万円で買える」と一括りにはできません。価格は、モデルの世代や年式、ケースやブレスレットの状態、付属品の有無、保証、整備履歴などによって変わります。
そのため中古IWCを探す場合は、表示価格だけでなく、どのモデルなのか、どのような状態なのかまで確認して比較することが重要です。
中古市場の現在の相場を確認すると、購入計画も立てやすくなります。
(ボタンをクリックすると、各ECサイト内のIWC中古一覧が表示されます)
旧モデルも候補になるが現行品とは分けて考える
検索すると、型番「IW324010」のような旧モデルも候補として見つかります。
IW324010は旧モデルで、現在のIWC公式サイトでは「Past Collections」に掲載されています。そのため、中古市場で流通している個体を検討するモデルとして考えるのが適切です。
つまり、旧モデルを含めればIWCをより低い予算から探せますが、現行新品の最安モデルと旧モデルの中古価格は分けて考える必要があります。

新品を安く買うなら並行輸入という選択肢もある
新品にこだわりながら価格を抑えたい場合は、並行輸入品も選択肢になります。正規販売店の価格より安く購入できる場合がありますが、購入時には保証や付属書類などの条件を確認しておきましょう。
IWCの並行輸入品については、保証やMy IWC、修理の扱いなど確認すべきポイントがあります。詳しくは別記事で整理しています。
「IWC並行差別はある?保証・My IWC・修理と購入時の注意点を公式情報から解説」
IWCの安いモデルで後悔しない選び方
IWCをできるだけ安く購入したいと考えるのは自然なことですが、価格だけを基準にすると、購入後にサイズや使用シーンが合わないことがあります。
ここまで見てきたように、現行IWCには価格だけでなく、ケースサイズやデザイン、ムーブメント、防水性などに違いがあります。最後に、購入前に確認しておきたいポイントを整理します。
価格だけでなくサイズと使用シーンを確認する
まず確認したいのが、腕に合うサイズと普段の使用シーンです。
36mmのパイロット・ウォッチ・オートマティック36と40mmのMark XXでは、同じパイロット・ウォッチでも腕元での存在感が異なります。一方、ポートフィノはクラシカルでエレガントなデザインのため、スーツやジャケットなど、きれいめな服装との相性を重視する人に向いています。
また、防水性にも違いがあります。ポートフィノ・オートマティック IW356517は3気圧防水、パイロット・ウォッチは10気圧防水です。防水性は「どれだけ深く潜れるか」だけでなく、日常生活で水に触れる場面への耐性を考えるための目安です。
安いかどうかだけでなく、「どこで、どんな服装で使うのか」まで考えることが大切です。
購入後の保証とメンテナンスも確認する
高級時計は、購入して終わりではありません。購入時には国際保証やMy IWCの登録条件、将来的なメンテナンスについても確認しておくと安心です。
IWCの国際保証は通常24か月で、条件を満たしてMy IWCに登録することで最長8年間に延長できます。
コンプリートサービスなどの具体的な料金やサービス内容については、別記事で詳しく解説しています。
「【2026年最新】IWCの正規オーバーホール料金は?コンプリートサービスの費用と調べ方」
「安いから」ではなく長く使えるモデルを選ぶ
IWCを長く使うなら、購入価格だけでなく、サイズ・デザイン・使用環境・ムーブメント・防水性・メンテナンスまで総合的に考えることが重要です。
たとえば、最安モデルのポートフィノが自分の服装や使い方に合わなければ、少し価格が上がってもパイロット・ウォッチを選んだほうが満足できる可能性があります。
反対に、上位モデルだから満足度が高いとも限りません。
「一番安いIWC」ではなく、「自分が一番長く使えるIWC」を選ぶ。
これが、価格を抑えながらIWCを購入するときに、後悔を避けるための最も重要な考え方です。
IWCを購入する前のチェックリスト
最後に、IWCの安いモデルを購入する前に確認しておきたいポイントを、チェックリストにまとめます。
- □ 予算:本体価格だけでなく、購入後のメンテナンスも考えて無理のない予算か
- □ ケースサイズ:36mm、40mmなど、自分の腕に合うサイズか
- □ デザイン:スーツ、休日など、普段の服装に合わせやすいか
- □ 使用環境:日常生活でどの程度、水に触れる可能性があるか
- □ ムーブメント:パワーリザーブなど、自分が求める実用性を満たしているか
- □ 購入ルート:正規販売店、中古、並行輸入など、購入方法に納得しているか
- □ 保証:保証内容やMy IWCの登録条件を確認したか
- □ 中古の場合:年式、状態、付属品、保証、整備履歴を確認したか
- □ 長期使用:「安いから」ではなく、これから長く使いたいと思えるモデルか
すべてを満たす必要はありません。自分にとって重要な項目を優先して選ぶことが、IWCを長く楽しむためのポイントです。
まとめ

IWCの現行モデルで最も価格を抑えて選びやすいのはポートフィノです。
一方で、選びたい方向によっておすすめは変わります。
- 現行最安モデルを選ぶ → ポートフィノ
- 小径のパイロット・ウォッチを選ぶ → オートマティック36
- 40mmの王道パイロット・ウォッチを選ぶ → Mark XX
- さらに予算を抑える → 中古・旧モデル・並行輸入
「一番安いIWC」だけでなく、自分のサイズや使い方に合うモデルを選ぶことが、長く愛用するためのポイントです。
FAQ|IWCの安いモデルに関するよくある質問
- IWCで一番安いモデルはどれですか?
-
2026年9月現在、IWC日本公式サイトに掲載されている現行モデルでは、ポートフィノ・オートマティック IW356517が87万3,400円(税込)で最も安いモデルです。
- IWCのエントリーモデルはどれですか?
-
IWCに公式な「エントリーモデル」という区分があるわけではありません。この記事では、価格・サイズ・用途から初めて選びやすいモデルとして、ポートフィノ、パイロット・ウォッチ・オートマティック36、Mark XXを紹介しています。
- IWCは30万円で買えますか?
-
中古市場なら30万円台のIWCが見つかる場合があります。ただし、モデルや年式、状態、付属品などによって価格は変わるため、個体ごとの確認が必要です。
- IWCを安く買う方法はありますか?
-
現行新品より予算を抑えたいなら、中古・旧モデル・並行輸入品が選択肢になります。購入方法によって保証などの条件が異なるため、価格だけでなく購入後の条件も確認しましょう。
参考リンク・出典一覧
本記事の価格・製品仕様・コレクション情報・保証制度については、以下の公式情報を参考にしています。
IWC公式
- IWC シャフハウゼン|公式サイト
https://www.iwc.com/jp-ja/ - IWC|ウォッチ コレクション
https://www.iwc.com/jp-ja/watches - IWC|ポートフィノ・オートマティック IW356517
https://www.iwc.com/jp-ja/watches/portofino/iw356517-portofino-automatic - IWC|パイロット・ウォッチ・オートマティック 36 IW458802
https://www.iwc.com/jp-ja/watches/pilot-watches/iw458802-pilots-watch-automatic-36-le-petit-prince - IWC|パイロット・ウォッチ・マーク XX IW328203
https://www.iwc.com/jp-ja/watches/pilot-watches/iw328203-pilots-watch-mark-xx - IWC|アクアタイマー・オートマティック IW328801
https://www.iwc.com/jp-ja/watches/aquatimer/iw328801-aquatimer-automatic - IWC|ポルトギーゼ・オートマティック 40 IW358303
https://www.iwc.com/jp-ja/watches/portugieser/iw358303-portugieser-automatic-40 - IWC|インヂュニア・オートマティック 35 IW324902
https://www.iwc.com/jp-ja/watches/ingenieur/iw324902-ingenieur-automatic-35 - IWC|パイロット・ウォッチ・オートマティック 36 IW324010(Past Collections)
https://www.iwc.com/jp-ja/past-collections/pilot-watches/iw324010-pilots-watch-automatic-36 - IWC|My IWC 国際保証延長
https://www.iwc.com/jp-ja/specials/my-iwc - IWC|サービスに関するよくあるご質問
https://www.iwc.com/jp-ja/services/faq

