「F.P.ジュルヌが欲しいけれど、どこに行っても買えない……」 そんな悩みを抱えている時計愛好家の方は決して少なくありません。独立時計師 フランソワ-ポール・ジュルヌ氏が1999年に設立したブランド、F.P.ジュルヌ(会社名:モントル ジュルヌSA1)は、は、今や世界中の時計コレクターが憧れる最高峰ブランドの一つとなっています。
しかし、人気とは裏腹に、「ジュルヌは買えない」という声が後を絶たないのも事実です。正規販売店を訪れても在庫がない、ウェイティングリストに登録しても連絡が来ない、中古市場では正規価格を大きく上回る価格設定……。一体なぜ、これほどまでにF.P.ジュルヌは入手困難な状況が続いているのでしょうか。
この記事では、F.P.ジュルヌが買えない具体的な理由から、最新の価格情報、中古市場の実態、そして確実に手に入れるための実践的な方法まで、時計愛好家が知りたい情報を網羅的に解説していきます。「どうしてもF.P.ジュルヌを手に入れたい」と考えている方にとって、具体的な行動指針となる内容をお届けいたします。
- Montres Journe SA:「Montres」はフランス語で「腕時計」を意味し、創業者のフランソワ-ポール・ジュルヌ(François-Paul Journe)氏が自身の名前を冠して設立した会社であることを示しています。 ↩︎
- 入手困難の根本原因
- 正規ルートの現実
- 中古市場の特殊性
- 具体的な入手戦略
F.P.ジュルヌが「買えない」3つの理由

今やすべてのモデルが入手困難な状況にあるF.P.ジュルヌ。なぜこれほどまでに入手が困難になっているのでしょうか。背景には、3つの大きな理由があります。
圧倒的な生産数の少なさ

F.P.ジュルヌが買えない最大の理由は、圧倒的な生産数の少なさにあります。年間生産本数は800本程度という極めて限定的な生産体制を維持しており、世界中の需要に対して供給が圧倒的に不足している状況です。
この少量生産体制には、フランソワ-ポール・ジュルヌの時計作りに対する哲学が深く関わっています。フランソワ-ポール・ジュルヌにとって時計作りとは、単なる良質な時計を作る以上の芸術を意味します。そのため、品質においても一切の妥協を許さないという姿勢のもと、一つ一つの時計を手作業で丁寧に仕上げることを重視しているのです。
大量生産によって品質を落とすことは、ブランドの価値観に反します。そのため、需要が高まっても安易に生産数を増やすことはせず、職人の手による最高品質の時計作りを貫いています。この姿勢こそが、F.P.ジュルヌの希少価値を高めている要因でもあるのです。
具体例を挙げると、一つの時計を完成させるまでに数ヶ月から場合によっては1年以上の時間を要することもあります。特に複雑機構を搭載したモデルでは、組み立てから調整まで全て熟練した職人の手作業で行われるため、量産は物理的に不可能な状況となっています。
正規販売店での入手困難
F.P.ジュルヌを正規ルートで購入することは、非常に困難です。まず大きな問題として、取り扱い店舗が限られている点が挙げられます。
日本では、モントル・ジュルヌ・ジャポン株式会社が正規代理店となり、主要な販売拠点は南青山にある「BOUTIQUE F.P. JOURNE TOKYO」のみとなっています。実はこの東京ブティックは、F.P.ジュルヌが世界で初めて開設した直営店であり、創業者フランソワ-ポール・ジュルヌ氏にとって日本市場が特別な意味を持つ場所であることを示しています。2024年には開設20周年を迎え、記念モデルも発表されるなど、ブランドにとって非常に重要な拠点です。
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目1-3
電話番号:03 5468 0931
FAX:03 5468 1930
Eメール:japan@fpjourne.com
営業時間月曜日から土曜日までの予約優先制
しかし、全国でこの1店舗しかないため、地方からのアクセスが難しいだけでなく、実際に時計を購入できる機会も極めて限定的です。
正規店を訪れても、ほとんどのモデルは「在庫なし」で、ウェイティングリストへの登録が常態化しています。さらに、リストに登録したからといって、確実に購入できる保証はありません。特に人気の高いモデル、たとえばエレガントコレクションやスポーツコレクションの新作は、登録から購入まで数年待つことも珍しくない状況です。
また、正規店には「VIP顧客優先システム」が存在することも、一般の時計愛好家にとって高いハードルとなっています。過去に高額な時計を複数本購入した実績がある顧客や、長年の付き合いがある顧客が優先的に案内される傾向があるため、初めての購入を希望する人にとっては非常に厳しい状況です。
さらに、仮に購入の機会が巡ってきても、希望するモデルや仕様を選べない場合がほとんどです。「今回ご案内できるのはこのモデルだけです」と言われ、本当に欲しかったモデルではない時計を購入するか、せっかくの機会を逃すかの二択を迫られることも少なくありません。
市場における評価の高さ

近年、F.P.ジュルヌは単なる時計としての魅力だけでなく、市場における評価が高い品物としても注目を集めています。最高級の高級腕時計ブランドの一つとして認識され、市場での価格の安定性から、将来的な価格動向を重視した購入も増加しています。
この需要の高まりが、一般の時計愛好家にとってはさらに入手を困難にしている要因となっています。価格の上昇傾向を見込んだ購入者は、複数本を購入することも多く、限られた生産数がさらに市場から消えてしまう結果となっているのです。
特に限定モデルや廃盤になったモデルでは、購入直後から正規価格を大きく上回る価格で取引されるケースも見られます。このような状況が、本当にF.P.ジュルヌを愛用したいと考えている時計愛好家の手に渡りにくい環境を作り出しています。
また、正規価格が見直される(値上がりする)と、中古市場での買取価格がアップすることがあるという市場の特性も、ブランドの魅力を高める要因となっています。実際に、過去数年間でF.P.ジュルヌの中古での価格推移は右肩上がりの傾向を示しており、これが需要をさらに加速させているのです。
さらに、著名な時計コレクターや芸能人がF.P.ジュルヌを愛用していることが話題になることも、ブランドの注目度と市場価値を高める要因となっています。メディアで取り上げられるたびに、新たな購入希望者が現れ、需給バランスがさらに悪化するという悪循環も生まれています。
F.P.ジュルヌの価格帯と正規価格情報

F.P.ジュルヌが買えない理由を理解するためには、価格設定を正確に把握することが重要です。近年の正規価格の見直しによって、すべてのモデルが超高級価格帯に位置することになり、購入のハードルがさらに高くなっています。
主要モデル別定価一覧
F.P.ジュルヌの現在のコレクション構成は、以下の5つに分類されます。
- クラシックコレクション
- ラインスポーツコレクション
- エレガントコレクション
- ジュエリーコレクション
- ブラックレーベルコレクション
その中でも特に人気が高く、市場で注目される代表的なモデルをご紹介します。
| モデル | 正規価格の目安 | 市場での取引価格帯の目安 |
| エレガント 48mm Titalyt | 約2万ドル(約300万円)程度 | 5万ドル〜7万ドル(約750万円〜1,050万円) |
|---|---|---|
| クロノメーター・スーヴェラン (プラチナケース) | 46,600ドル(約700万円) | 入手極めて困難 |
| トゥールビヨン・スーヴェラン (レザーストラップ) | 正規価格不明 | 約183,000ドル(約2,745万円) |
- エレガント 48mm Titalytは、需要が供給を大幅に上回っているため、中古市場では上記のような高値で取引されています。エレガント 40mmも同様に、正規価格と市場価格に大きな乖離が生じています。
- クラシックコレクションの代表的なモデルでは、クロノメーター・スーヴェラン 20周年記念版(品番:Calibre 1304)がプラチナケースで46,600ドル(約700万円)、ローズゴールドケースで43,100ドル(約645万円)の正規価格となっていますが、入手は極めて困難な状況です。
- トゥールビヨン・スーヴェラン(品番:Tourbillon Souverain、Calibre 1519)は、レザーストラップ仕様で約183,000ドル(約2,745万円)の市場での取引価格となっており、プラチナやローズゴールドブレスレット仕様はさらに数千ドル高い価格で取引されています。
- オクタシリーズでは、オクタ・リュヌ(Octa Lune)やオクタ・レゼルヴ・ド・マルシェ(Octa Reserve de Marche)などが人気モデルとして知られていますが、具体的な最新価格については正規代理店への確認が必要です。
これらの価格はすべて参考価格であり、実際の正規販売価格や市場での取引価格は常に変動しています。また、需要と供給のバランスから、ほぼ全てのモデルで正規価格を大幅に上回る価格での取引が行われているのが現状です。
価格が高い理由
F.P.ジュルヌの価格が他のブランドと比較して高額に設定されている背景には、明確な理由があります。
独自技術と特許の存在
フランソワ-ポール・ジュルヌは、時計製造において数多くの独自技術を開発し、特許を取得しています。例えば、レゾナンス技術を応用したクロノメーター・レゾナンスや、効率的な自動巻き機構を持つオクタ シリーズなど、他では見ることのできない革新的な技術が価格に反映されています。 特に、オクタコレクションでは長いパワーリザーブに自動巻き機構を載せ、かつ大きな日付表示を設けるという独立時計師としては相当に意欲的な設計が採用されており、技術的な革新性が価格の正当性を支えています。
手作業による仕上げ
F.P.ジュルヌのすべての時計は、熟練した職人による手作業で組み立てられています。機械による大量生産では実現できない精密さと美しさを追求するため、一つの時計を完成させるまでに膨大な時間と労力が投入されています。 ムーブメントの装飾から、ケースの研磨、文字盤の製作まで、すべての工程で職人の技術と経験が活かされており、これが価格の高さに直結しているのです。
希少素材の使用
F.P.ジュルヌでは、18金ローズゴールドやプラチナなどの貴金属を惜しみなく使用しています。ムーブメント自体も金で作られているという贅沢な仕様のモデルも存在し、これらが価格に反映されています。 さらに、文字盤に使用される素材や装飾に用いられる宝石なども最高品質のものだけが選ばれており、材料費だけでも相当な金額になることが推測されます。
ブランド価値と希少性
年間800本程度という限定的な生産数により、F.P.ジュルヌは希少性の高いブランドとして地位を確立しています。この希少性こそが、単なる時計を超えた芸術品、コレクターズアイテムとしての価値を生み出し、高額な価格設定を可能にしているのです。
中古市場での購入方法と価格推移

正規ルートでの購入が困難なF.P.ジュルヌだけに、多くの時計愛好家が中古市場に注目しています。しかし、中古市場特有の注意点やリスクも存在するため、正しい知識を身につけることが重要です。
中古市場の価格推移の現状
F.P.ジュルヌの中古市場は、希少性と人気の高さから、一般的な高級時計とは異なる特殊な価格推移を見せています。
- エレガント コレクションの中古価格は、モデルと状態によって大きく異なりますが、おおむね正規価格の70%から120%の範囲で取引されています。特に保存状態が良好で、完品(箱・保証書・取扱説明書が全て揃っている)のものは、正規価格と同等かそれを上回る価格で取引されることも珍しくありません。
- オクタ コレクションやクロノメーター コレクションなどの人気モデルでは、中古であっても正規価格を大幅に上回る価格で取引されているケースが目立ちます。特に限定モデルや廃盤モデルでは、正規価格の150%から200%という価格で取引されることもあります。
- 一般的な高級時計ブランドでは、中古価格は正規価格の60%から80%程度に設定されることが多いのですが、F.P.ジュルヌの場合は全く異なる相場動向を示しています。需要が供給を大幅に上回っているため、中古であっても価格が下がりにくい、あるいは上昇する傾向にあります。
中古市場を見ても流通量が少ない状況です。また、買取店によってかなりの価格差があることが特徴であるため、市場価格の予測は非常に困難です。ただし、ブランドの認知度向上と生産数の限定性を考慮すると、今後も価格は堅調に推移する可能性が高いと予想されます。
中古購入時の注意点
F.P.ジュルヌの中古購入には、一般的な高級時計以上に慎重な判断が求められます。
信頼できる販売店選び
まず重要なのは、F.P.ジュルヌの取り扱い実績が豊富で、専門知識を持った販売店を選ぶことです。宝石広場、GINZA RASIN、GMT、小さな時計屋さんなど、高級時計専門店として実績のある店舗での購入を検討することをお勧めします。 これらの専門店では、商品の真贋鑑定はもちろん、メンテナンス履歴や状態についても詳細な情報を提供してくれます。また、購入後のアフターサービスについても対応してもらえる場合が多く、安心して購入することができるでしょう。
偽物リスクへの対処
F.P.ジュルヌは高額で取引されるため、残念ながら偽物も市場に出回っています。素人には判断が困難な精巧な偽物も存在するため、注意が必要です。 特にムーブメントの仕上げを確認してください。F.P.ジュルヌの正規品では、18金ローズゴールド製のムーブメントが使用されており、その美しい仕上げは偽物では再現困難です。また、文字盤の印刷品質、針の形状、ケースの質感なども、熟練した職人の手による本物ならではの完成度を示しています。 ただし、最も確実なのは信頼できる専門店での購入です。個人間取引やオークションサイトでの購入は、偽物のリスクが高いため避けることをお勧めします。
保証とアフターサービスの確認
中古のF.P.ジュルヌを購入する際は、保証の有無とアフターサービスについて必ず確認してください。正規代理店以外で購入した場合、メーカー保証を受けられない可能性があります。
WATCHES THAT ARE NO LONGER PRODUCED WILL NOT BE ENTITLED TO ANY AESTHETICAL RESTORATION, EXCEPT FOR THOSE THAT STILL BELONG TO THE ORIGINAL OWNER.
F.P. Journe Service – https://www.fpjourne.com/en/service
製造中止となった時計は、元の所有者の所有物である場合を除き、いかなる美観修復もお受けできません。
実際の購入者レビュー
実際にF.P.ジュルヌを中古で購入した愛好家の声を参考にすることで、より現実的な判断ができます。
所有の喜びと品質
多くの所有者が共通して挙げるのは、独特な魅力と所有する喜びです。「他のブランドでは味わえない、独立時計師ならではの個性を感じられる」「手にした瞬間から、価値を実感できる」といった声が多く聞かれます。 また、「購入までの苦労があったからこそ、手に入れた時の感動は格別だった」という感想も多く、F.P.ジュルヌを所有することの特別感を表しています。 日常使用における品質については、「精度の高さに驚いた」「長時間着用しても疲れない装着感」「細部まで行き届いた仕上げの美しさ」など、高い評価を得ています。
留意点
一方で、「メンテナンス費用が高額」「部品の調達に時間がかかる場合がある」といった、独立時計師ブランドならではの課題を指摘する声もあります。 また、過去に購入価格を上回る価格で売却できたという事例も報告されています。ただし、市場における価格の変動リスクも十分に理解した上で判断することが重要です
F.P.ジュルヌを確実に手に入れる戦略

F.P.ジュルヌを手に入れたいと考えている方にとって、最も重要なのは現実的かつ効果的な購入戦略を立てることです。正規ルート、並行輸入、中古市場など、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
正規ルートでの購入戦略

正規販売店での購入は最も安心できる方法ですが、同時に最も困難な方法でもあります。しかし、適切な戦略を持つことで購入の可能性を高めることができます。
- 正規代理店との関係構築
- モントル・ジュルヌ・ジャポン株式会社が正規代理店(BOUTIQUE F.P. JOURNE TOKYO)として機能しており、こちらとの信頼関係を築くことが第一歩です。単にウェイティングリストに登録するだけでなく、定期的な来店や情報収集を通じて、担当者との良好な関係を維持することが大切です。
- ウェイティングリスト攻略法
- 複数のモデルに同時登録することをお勧めします。特定のモデルにこだわりすぎると、購入機会を逃してしまう可能性があります。各コレクションの中から複数の選択肢を持っておくことで、購入の可能性を広げることができるでしょう。
- 実績の積み重ね
- 購入実績の積み重ねも重要な要素です。F.P.ジュルヌに限らず、他の高級時計ブランドでの購入実績がある場合は、それを積極的にアピールすることが効果的です。時計愛好家としての真剣度と購買力を示すことで、優先的な案内を受けられる可能性が高まります。
ただし、正規ルートでの購入には長期間の待機が必要であることを理解しておく必要があります。現行モデルのウェイティングリストは非常に長い状況となっており、数年単位での待機は覚悟しなければなりません。
並行輸入・海外購入
国内での入手が困難な場合、海外での購入や並行輸入品の検討も有効な選択肢となります。
- 海外正規店での購入
- 日本国内よりも在庫がある可能性があります。特に、ヨーロッパやアメリカの正規販売店では、日本ほど需要が集中していない場合もあり、比較的短期間で購入できる可能性があります。ただし、現地での購入には言語の問題や、アフターサービスの制約があることを理解しておく必要があります。
- 並行輸入品の検討
- メリットとしては、正規価格よりも安価に購入できる場合があることが挙げられます。また、国内では入手困難なモデルが見つかる可能性もあります。しかし、デメリットとして、正規保証が受けられない、偽物のリスクがある、アフターサービスが限定的であるといった点があります。
- 個人輸入の注意点
- 税関での手続きや関税の支払いが必要になることがあります。また、故障やトラブルが発生した場合の対応が困難になる可能性があります。個人輸入を検討する場合は、信頼できる海外の販売店を選び、購入前に詳細な条件を確認することが重要です。
オークション・委託販売

中古市場での購入を検討する場合、オークションや委託販売も有効な選択肢となります。
- 信頼できるオークションハウス
- クリスティーズ、サザビーズ、アンティコルムなどの国際的な時計専門オークションが挙げられます。これらの会場では、コンディションが良好で来歴が明確なF.P.ジュルヌが出品されることがあります。ただし、オークションでの購入には競り合いによる価格上昇のリスクがあります。
- 委託販売店の活用
- 高級時計専門店では、顧客からの委託品を取り扱っている場合があります。これらの店舗では、オークションよりも落ち着いた環境で購入を検討できるメリットがあります。
- 購入時の留意点
- 市場動向を常にチェックし、適正価格を把握しておくことが重要です。また、コンディションや付属品の有無によって価格が大きく変動するため、詳細な商品情報を確認することが大切です。 ただし、中古市場での購入には偽物のリスクが常に存在します。前述の通り、信頼できる専門店での購入を心がけ、疑わしい商品は避けることが重要です。また、購入後のメンテナンス費用も考慮に入れて、総合的な判断を行う必要があります。
いずれの方法を選択する場合も、F.P.ジュルヌは非常に高額な買い物となります。購入前には十分な資金計画を立て、アフターサービスや将来的な売却の可能性も含めて検討することをお勧めします。
よくある質問(FAQ)

F.P.ジュルヌの購入を検討している方から寄せられる、よくある質問にお答えします。
- F.P.ジュルヌの正規販売店はどこですか?
-
日本では、モントル・ジュルヌ・ジャポン株式会社が正規代理店(BOUTIQUE F.P. JOURNE TOKYO)として機能しています。具体的な取扱店舗については、直接代理店にお問い合わせいただくことをお勧めします。ただし、在庫状況は常に変動しており、ほとんどのモデルでウェイティングリストへの登録が必要となります。
- 中古でも保証は受けられますか?
-
正規代理店以外で購入した中古品の場合、メーカー保証を受けることは困難です。しかし、信頼できる時計専門店では独自の保証制度を設けている場合があります。購入前に保証内容とアフターサービスについて詳細に確認することが重要です。また、定期的なメンテナンスについては、正規代理店で対応してもらえる場合が多いです。
- 市場における価格推移を重視した購入はおすすめですか?
-
F.P.ジュルヌは過去数年間で価格が上昇している傾向にあり、市場での評価が非常に高いブランドとして注目されています。しかし、時計の価格動向には市場変動のリスクが伴います。価格推移を重視した購入を検討する場合は、十分な市場調査と資金計画が必要です。また、本来の時計愛好の観点からも価値を感じられるモデルを選択することをお勧めします。
- 偽物を見分ける方法はありますか?
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F.P.ジュルヌの偽物は非常に精巧に作られている場合があり、素人による判別は困難です。最も確実なのは、信頼できる時計専門店での購入です。ムーブメントの仕上げ、18金ローズゴールドの質感、文字盤の印刷品質などが判別のポイントとなりますが、疑わしい場合は専門家による鑑定を受けることをお勧めします。
- どのモデルから購入を検討すべきですか?
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初めてF.P.ジュルヌを購入される方には、エレガントコレクションから始めることをお勧めします。ブランドの特徴を理解しやすく、比較的入手の可能性が高いためです。ただし、最終的には個人の好みと予算によって選択することが大切です。複数のモデルを実際に見て、触れてから決定することをお勧めします。
F.P.ジュルヌが買えない現状を打開するための重要ポイントまとめ

- 年間生産数800本という圧倒的な供給不足が入手困難の最大要因である
- 東京ブティックは世界初の直営店だが全国から1店舗へのアクセス集中が問題
- VIP顧客優先システムにより初回購入者の入手機会が極端に制限されている
- 市場における評価の高さを重視した購入増加により真の愛好家の手に渡りにくい環境が形成されている
- 中古市場では正規価格の70%〜200%という異常な価格変動が発生している
- 正規ルートのウェイティングリストは数年待ちが当然の状況となっている
- 複数モデルへの同時登録がウェイティングリスト攻略の基本戦略である
- 18金ローズゴールド製ムーブメントの美しい仕上げが偽物判別の重要ポイント
- 海外正規店では日本ほど需要が集中していない場合がある
- 信頼できる時計専門店での購入が偽物リスクを回避する最良の方法である
- オークションハウスでは来歴明確な個体が出品される可能性がある
- 購入後のメンテナンス費用と部品調達の困難さも考慮すべき要素である
- エレガントコレクションが初回購入者にとって最も現実的な選択肢となる
- ブランドの哲学と芸術性への理解が真の所有価値を生み出す
- 適切な戦略と忍耐力があれば必ず入手可能な高級時計ブランドである
F.P.ジュルヌの真の価値
F.P.ジュルヌの魅力は、単に希少性や高価格にあるわけではありません。その根底には、創業者フランソワ-ポール・ジュルヌ氏の時計作りに対する純粋な哲学と情熱があります。
「買いたくても買えない」という現状は、彼が大量生産をせず、一つひとつの時計に魂を込める職人としての姿勢を貫いているからです。若き日に自力でトゥールビヨン懐中時計を作ったエピソードからもわかるように、彼の創作活動は商業的な成功のためではなく、時計への深い愛情から始まりました。
彼の作品は、伝統に敬意を払いながらも革新的な技術を取り入れた芸術品です。トゥールビヨン・スヴランが「金の針賞」を受賞したことからも、その技術力が世界的に高く評価されていることがわかります。
F.P.ジュルヌの時計を所有する意義は、単なる道具ではなく、最高峰の技術と芸術を日常で身につけることにあります。この入手困難さすらも、手にした時の喜びと特別感を高める要素となっているのです。
購入を検討する際は、情報収集と資金計画を十分に行い、複数の入手ルートを検討することが大切です。しかし最も重要なのは、時計を所有すること自体を目的とせず、その哲学や価値に共感し、長く愛用できるかどうかを考えることです。そうすることで、きっと満足のいく結果が得られるでしょう。

