ロレックス GMTマスターIIの定価は、2026年現在、大きく変化しています。近年の価格改定により現行モデルの定価は上昇を続けており、モデルや素材によっては800万円を超えるものもあります。
しかし、GMTマスターIIを検討するうえで知っておきたいのは、定価だけではありません。正規店で購入しにくい理由や市場価格との違いを理解してはじめて、自分に合った購入方法や適正な価格が見えてきます。
この記事では、2026年7月時点の最新定価をモデル別に一覧で紹介するとともに、価格差が生まれる理由や近年の価格改定、定価で購入しにくい背景までわかりやすく解説します。
「今のGMTマスターIIはいくらなのか」「なぜ定価で買えないのか」「購入前に何を知っておくべきか」を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 現行GMTマスターIIの最新定価とモデル別の価格差
- 定価で購入しにくい理由と市場価格との違い
- 購入方法や価格の考え方を比較した自分に合う選択
ロレックス GMTマスターIIの現行モデルと最新定価

2026年7月時点で、ロレックス GMTマスターIIにはステンレススチール、コンビ、ゴールドなど複数の素材を採用した現行モデルがラインアップされています。価格はケース素材だけでなく、ブレスレットの種類によっても異なります。この章では、まず現行モデルの最新定価を整理したうえで、価格差が生まれる理由や選び方のポイントを確認していきます。
現行モデルの最新定価一覧(2026年7月時点)
| モデル | リファレンス | 素材 | ブレスレット | 定価(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ブルース・ウェイン | 126710GRNR | オイスタースチール | オイスター | 1,747,900円 |
| ブルース・ウェイン | 126710GRNR | オイスタースチール | ジュビリー | 1,780,900円 |
| バットマン | 126710BLNR | オイスタースチール | オイスター | 1,747,900円 |
| バットマン | 126710BLNR | オイスタースチール | ジュビリー | 1,780,900円 |
| スプライト | 126720VTNR | オイスタースチール | オイスター | 1,829,300円 |
| スプライト | 126720VTNR | オイスタースチール | ジュビリー | 1,862,300円 |
| ルートビア | 126711CHNR | スチール&エバーローズゴールド | オイスター | 2,981,000円 |
| グレー×ブラックベゼル コンビ | 126713GRNR | スチール&イエローゴールド | ジュビリー | 3,030,500円 |
| ルートビア | 126715CHNR | エバーローズゴールド | オイスター | 7,889,200円 |
| ルートビア(タイガーアイダイアル) | 126715CHNR | エバーローズゴールド | オイスター | 8,542,600円 |
| グレー×ブラックベゼル | 126718GRNR | イエローゴールド | ジュビリー | 7,546,000円 |
| スプライト | 126729VTNR | ホワイトゴールド | オイスター | 8,126,800円 |
※本記事の価格一覧は、2026年7月時点で日本ロレックス公式サイトに掲載されている現行仕様をもとに作成しています。価格はすべて税込表示です。
現行のGMTマスターIIは、ステンレスモデルがおよそ170万〜180万円台、コンビモデルは約300万円前後、ゴールドモデルでは700万〜800万円台と、素材によって価格帯が大きく異なります。
なお、長年シリーズを代表してきたペプシ(126710BLRO)は、2026年7月時点では日本ロレックス公式サイトの現行ラインアップに掲載されていません。ロレックスは生産終了モデルを公式に発表しないため、本記事では公式サイトで確認できる現行モデルを基準に掲載しています。
モデルごとの価格差と特徴
現行のGMTマスターIIは、ケース素材によって大きく3つの価格帯に分けられます。
- オイスタースチール:約170万〜180万円台
- コンビ(ロレゾール):約300万円前後
- ゴールドモデル:700万〜800万円台
ステンレスモデルには、ブルース・ウェイン、バットマン、スプライトがラインアップされており、素材を共通としながらもブレスレットの違いによって価格が変わります。
一方、ルートビアやグレー×ブラックベゼルのコンビモデルは、ゴールドを組み合わせたロレゾール仕様となるため価格帯が大きく上昇します。さらに、エバーローズゴールドやイエローゴールドを採用した無垢モデルは、素材そのものの価値も価格に反映され、現行GMTマスターIIの中でも最上位に位置付けられています。
ベゼルカラーや愛称ごとのデザイン、各モデルの特徴については、別記事「ロレックス GMTマスターII完全ガイド」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

オイスターとジュビリーはどちらが高い?
現行のステンレスモデルでは、オイスターブレスレットとジュビリーブレスレットの2種類が用意されており、ジュビリーブレスレット仕様の方が33,000円高く設定されています。
| ブレスレット | 定価(税込) |
|---|---|
| オイスター | 1,747,900円 |
| ジュビリー | 1,780,900円 |
| 差額 | 33,000円 |
この価格差は、ジュビリーブレスレットが5連リンク構造を採用し、部品点数や仕上げ工程が異なることが一因と考えられています。

また、装着感にも違いがあり、しなやかな着け心地を好む方にはジュビリー、スポーティな印象や堅牢性を重視する方にはオイスターが選ばれる傾向があります。

もっとも、価格差だけで優劣を判断する必要はありません。GMTマスターIIは長く使う時計だからこそ、見た目の印象や装着感も含め、自分に合った仕様を選ぶことが満足度につながるでしょう。
GMTマスターIIはなぜこれほど高額なのか

現行のGMTマスターIIは、ステンレスモデルでも170万円台、ゴールドモデルでは800万円台を超える価格帯となっています。この価格差は単に人気の違いによるものではなく、ケース素材や製造コスト、近年の価格改定など、複数の要因が反映された結果です。ここでは、GMTマスターIIの価格がどのように形成されているのかを整理します。
素材によって価格が変わる理由
GMTマスターIIの価格を左右する最も大きな要因は、ケースやブレスレットに使用される素材です。同じGMTマスターIIでも、オイスタースチール、ロレゾール(コンビ)、ゴールドでは価格帯が大きく異なります。
オイスタースチールモデルは、ロレックス独自の904L系ステンレス「オイスタースチール」を採用しており、現行ラインアップでは比較的手に取りやすい価格帯です。一方、ロレゾールモデルはステンレスと18 ctゴールドを組み合わせているため、素材価格の違いが販売価格にも反映されています。
さらに、18 ctエバーローズゴールドや18 ctイエローゴールドを採用した無垢モデルでは、ケースだけでなくブレスレットにも貴金属が使用されることから、価格は700万円台から800万円台に達します。
また、一部モデルではタイガーアイダイアルなど特別な文字盤仕様も用意されており、同じリファレンスでも仕様によって価格が異なる場合があります。
近年の価格改定と値上げの動向
GMTマスターIIは近年、価格改定が継続して行われています。2026年もロレックスは複数回の価格改定を実施しており、特に貴金属モデルでは価格の上昇幅が比較的大きくなりました。
価格改定の背景には、金価格の上昇や為替相場の変動、製造コストの増加など、さまざまな要因があると考えられています。そのため、単純に人気モデルだけが値上がりしているわけではなく、ラインアップ全体で価格が見直される傾向があります。
価格改定の時期や過去の推移については内容が多岐にわたるため、詳しくは関連記事「ロレックス値上げ」で解説しています。
価格だけでは見えないGMTマスターIIの価値
GMTマスターIIの価格を考える際は、定価だけでなく時計そのものの完成度にも目を向けることが大切です。
現行モデルには自社製ムーブメントCal.3285が搭載されており、約70時間のパワーリザーブを備えています。また、ロレックス独自のセラクロムベゼルは耐傷性や耐紫外線性に優れ、長期間使用しても色あせしにくい素材として知られています。
さらに、GMTマスターIIは長年にわたりパイロットウォッチとして発展してきた歴史を持ち、実用性とブランド価値を兼ね備えたコレクションです。こうした技術や品質への継続的な投資も、現在の価格を構成する重要な要素の一つといえるでしょう。
価格だけを見ると高額に感じられるかもしれませんが、素材やムーブメント、耐久性、ブランドが培ってきた品質まで含めて考えることで、GMTマスターIIの価格設定をより立体的に理解できます。
GMTマスターIIが定価で買えない理由

最新の定価を見ると、GMTマスターIIは170万円台から購入できるモデルもあります。しかし、実際にはその価格で正規店から購入することは容易ではありません。この章では、需要と供給のバランスや市場価格との違いを整理し、購入を検討する際に知っておきたいポイントを解説します。
人気モデルは需要が供給を上回っている
GMTマスターIIが定価で購入しにくい最大の理由は、世界的に需要が供給を上回るとされる状況が続いているためです。
特にステンレスモデルは人気が高く、生産本数に対して購入希望者が多い状況が続いています。その結果、正規販売店へ入荷してもすぐに販売されるケースが多く、店頭に並ぶ機会は限られています。
また、GMTマスターIIは日本国内だけでなく海外でも高い人気を誇るコレクションです。世界規模で需要が続いていることも、入手難易度が高い要因の一つと考えられています。
このような状況は一時的なものではなく、近年も継続しているため、「定価=すぐに購入できる価格」とは考えない方が現状に近いでしょう。
定価と市場価格が違う理由
GMTマスターIIは、正規店で販売される定価と、並行輸入店や中古市場での販売価格が大きく異なるモデルです。
市場価格はメーカーが決めるものではなく、需要と供給のバランスによって形成されます。そのため、人気が高く流通量が限られるモデルでは、定価を大きく上回るプレミア価格で取引されることも珍しくありません。
一方で、市場価格は常に一定ではなく、為替や景気、流通量などの影響を受けて変動します。定価が改定された場合でも、市場価格が同じ割合で上昇するとは限らず、両者が異なる動きを見せることもあります。
購入を検討する際は、定価だけでなく、その時点の市場価格もあわせて確認することが重要です。
購入を考えるなら知っておきたいこと
GMTマスターIIを購入する方法には、大きく分けて正規販売店と並行輸入店があります。
正規販売店では定価で購入できる可能性がありますが、人気モデルは入荷数が限られており、希望するタイミングで購入できるとは限りません。また、ロレックスでは一部モデルを対象に購入制限が設けられており、短期間で同系統モデルを複数購入できない仕組みが採用されています。
一方、並行輸入店では在庫があれば比較的早く購入できますが、販売価格は市場相場を反映するため、人気モデルでは定価より高くなるケースが一般的です。
どちらの購入方法にもメリットと注意点があるため、価格だけでなく、購入時期や希望モデル、入手までの時間も含めて検討するとよいでしょう。
なお、正規店の予約制度や購入制限の詳細については、関連記事「ロレックス予約の完全ガイド|正規店の仕組みと購入方法」で詳しく解説しています。

GMTマスターIIの価格をどう考えるべきか

GMTマスターIIの購入を検討する際は、定価だけで判断するのではなく、市場価格や購入方法も含めて考えることが大切です。ここでは、正規店以外の選択肢も踏まえながら、自分に合った購入方法を考えるためのポイントを整理します。
定価と中古価格をどう比較する?
GMTマスターIIを手に入れる方法は、正規販売店だけではありません。中古市場やロレックス認定中古という選択肢もあり、それぞれに異なる特徴があります。
正規販売店では定価で購入できる可能性がありますが、希望するモデルをすぐに入手できるとは限りません。一方、中古市場や並行輸入店では在庫が見つかりやすい反面、市場価格を反映するため、人気モデルでは定価を上回ることが一般的です。
また、ロレックス認定中古は、ロレックスが定める基準を満たした中古時計が販売される制度で、品質面で安心感を得やすい選択肢とされています。ただし、価格は市場相場を反映するため、定価より高くなる場合もあります。
購入方法にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、「価格」「入手までの時間」「保証やアフターサービス」など、自分が重視したい条件を整理したうえで選ぶことが重要です。
※ロレックス認定中古の仕組みや特徴については、関連記事「ロレックス認定中古の買い方」で詳しく解説しています。

価格だけで選ばないことも大切
GMTマスターIIは高額な時計だからこそ、価格だけで判断しないことも大切です。
たとえば、日常的に使いやすいステンレスモデルを求めるのか、それとも素材の質感や存在感を重視してコンビモデルやゴールドモデルを選ぶのかによって、適した一本は変わります。また、仕事で着用する機会が多いのか、休日を中心に楽しみたいのかといった用途によっても、満足度の高い選択は異なるでしょう。
さらに、ロレックスは人気モデルほど希望どおりのタイミングで購入できるとは限りません。価格だけでなく、いつ出会えるかという要素も、購入体験の一部といえます。
GMTマスターIIは長く愛用されることの多いコレクションです。目先の価格差だけに目を向けるのではなく、自分が本当に納得できるモデルを選ぶことが、結果として満足度の高い一本につながるでしょう。希望するモデルとの出会いも、タイミングや巡り合わせによる部分があります。焦って結論を出すのではなく、じっくりと向き合う姿勢も大切ではないでしょうか。
現行モデルの詳細な仕様や最新の流通価格を確認したい方は、こちらも参考にしてください。
まとめ
GMTマスターIIは、170万円台から800万円台まで幅広い価格帯で展開されており、高級スポーツロレックスの中でも存在感のあるコレクションです。しかし、その価格は素材や仕様だけでなく、市場環境やブランドが積み重ねてきた技術・品質など、さまざまな要素によって成り立っています。
また、正規店での購入が難しいモデルも多く、定価と市場価格には大きな差が生じる場合があります。購入を検討する際は、価格だけを見るのではなく、自分が重視したい条件や購入方法まで含めて考えることが大切です。
GMTマスターIIの各モデルの特徴や違い、歴史、選び方について詳しく知りたい方は、「ロレックス GMTマスターII完全ガイド」もぜひご覧ください。価格だけでは見えてこない、このコレクションならではの魅力を詳しく解説しています。
🌿ロレックス ウォッチ公式サイト
https://www.rolex.com/ja-jp
FAQ|GMTマスターIIに関するよくある質問
GMTマスターIIの定価や購入方法について、特に質問の多いポイントをまとめました。購入を検討している方は、本文とあわせて参考にしてください。
- GMTマスターIIの定価はいくらですか?
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2026年7月時点では、現行のオイスタースチールモデルは約170万円台から、ゴールドモデルは800万円台まで展開されています。価格は素材やブレスレット、仕様によって異なります。
- GMTマスターIIはなぜ定価で買えないのですか?
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人気が高く、世界的に需要が供給を上回っているとされるためです。正規販売店への入荷数が限られており、希望するモデルをすぐに購入できない状況が続いています。
- 定価と市場価格はなぜ違うのですか?
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定価はロレックスが設定する販売価格ですが、市場価格は需要と供給によって決まります。人気モデルは流通量が少ないため、並行市場では定価を上回る価格で取引されることがあります。
- GMTマスターIIは正規店と並行店のどちらで購入すべきですか?
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定価で購入したい場合は正規販売店、市場価格でも早く入手したい場合は並行店が選択肢になります。中古やロレックス認定中古も含め、それぞれ価格や保証内容が異なるため、自分に合った購入方法を選ぶことが大切です。
- GMTマスターIIを選ぶときは価格だけで判断してもよいですか?
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価格だけでなく、素材やデザイン、用途、購入時期も含めて検討することが重要です。長く愛用する時計だからこそ、自分が納得できるモデルを選ぶことが満足度につながります。

