2024年、グランドセイコーから突如として現れた革新的な手巻き時計、SLGW003。愛好家から「セキレイ」の愛称で親しまれるこのモデルは、約50年ぶりに開発された新世代ムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載し、日本の時計作りの新たな歴史を刻みました。
なぜ、この時計はこれほどまでに熱狂的な支持を集めているのか?
その真価と、手巻き時計が持つ奥深い美学に迫ります。
- 技術的な特徴:キャリバー9SA4の革新性や、ハイビート・長時間駆動の仕組み
- デザインと素材:白樺文字盤やブリリアントハードチタンの魅力、ケースサイズなどの詳細
- 他モデルとの比較:SLGW002やSLGW005など、他の手巻きモデルとの違い
- 購入方法と市場動向:入手の難しさや中古市場での価格、実際のオーナーからの評価
グランドセイコー セキレイの正体|SLGW003が示す新次元の手巻き技術

- セキレイデザインの誕生背景と意味
- キャリバー9SA4の革新的技術解説
- SLGW003の仕様と特徴
セキレイデザインの誕生背景と意味
SLGW003が「セキレイ」と呼ばれる背景には、日本古来の美意識と現代技術の融合という深い意味が込められています。約50年ぶりとなる手巻きムーブメントの開発において、グランドセイコーは単なる技術的な進歩にとどまらず、それ以上の価値を追求しました。

セキレイは、日本の自然において、美しい動きと優雅な姿で知られる鳥です。SLGW003のデザインフィロソフィーは、この鳥が持つ自然な美しさを、時計という精密機械に投影しています。特に白樺テクスチャーの文字盤は、日本の四季を感じさせる温かみのある表情を見せ、自然光の下では繊細な陰影を浮かび上がらせます。
また、エボリューション9コレクションとして開発された背景も重要です。このシリーズは、グランドセイコーの次世代デザイン言語を体現しており、従来の堅実なイメージから、より洗練された現代的な美しさへと進化を遂げました。SLGW003は、その進化の象徴として位置づけられ、日本の美意識である「間」や「余白」の美学を、現代的な解釈で表現した作品となっています。
デザイン面では、38.6mmというケースサイズが絶妙なバランスを生み出しています。現代的な存在感を保ちつつ、日本人の手首にしっくりと馴染むサイズ設定には、長年にわたる日本の時計作りの知見が活かされています。さらに、ブリリアントハードチタンの採用により、軽量性と堅牢性が両立し、日常使いにおける実用性も高められているのです。
キャリバー9SA4の革新的技術解説

毎秒10振動、そして80時間の持続時間を誇る「キャリバー9SA4」は、グランドセイコーの技術力の集大成として生み出された革新的なムーブメントです。2020年に登場した自動巻きムーブメント「キャリバー9SA5」の技術を基盤としつつも、手巻き専用として全面的に再設計されました。
最大の技術的特徴は、毎秒10振動(毎時36,000振動)というハイビート仕様です。一般的な時計が毎秒8振動であるのと比べ、この高振動は精度向上に大きく貢献します。また、外部からの振動や衝撃への抵抗力も高まり、より安定した時刻表示を実現しています。
80時間という驚異的なパワーリザーブを可能にしたのは、独自のツインバレル機構です。2つの香箱を効率的に配置することで、手巻きムーブメントとしては画期的な長時間駆動を達成。週末に時計を外しても、月曜日の朝まで動き続ける実用性を提供します。
さらに、「こはぜ」と「こはぜばね」の形状を新しく設計することで、巻き上げ時の感触が格段に向上しました。これは手巻き時計の醍醐味である「巻く楽しさ」を追求した結果であり、所有者に時計との対話を楽しませる工夫が凝らされています。従来の手巻き機構よりもスムーズで心地よい巻き上げ感は、日々の儀式的な喜びを与えてくれます。
また、デュアルインパルス脱進機の採用も重要な技術革新の一つです。この機構は、テンプへのエネルギー伝達効率を向上させ、長期にわたる安定した精度維持を可能にします。従来の脱進機と比較して約15%ものエネルギー効率向上を実現しており、これが80時間という長時間駆動の土台となっているのです。
SLGW003の仕様と特徴

SLGW003の詳細仕様は、グランドセイコーの技術的な完成度の高さを物語っています。横38.6mm、縦45.0mm、厚さ9.95mmという寸法は、現代の手首サイズに最適化された絶妙なバランスを実現しているのです。
ケース素材には通常のチタンと同じ軽さでありながら、標準的なステンレススチールの約2倍の硬度を持ち、傷がつきにくい「ブリリアントハードチタン」が採用されました。この素材の選択によって、重量はわずか60gに抑えられ、日常での使用にも耐えうる耐久性を確保しています。
文字盤の白樺テクスチャーは、今やグランドセイコーを象徴するデザイン要素の一つです。岩手県雫石の白樺林をモチーフとしたこの文字盤は、季節や光の加減で表情を変え、自然の美しさを表現します。立体的なテクスチャーが生み出す光と影の繊細な変化が、飽きることのない魅力を生み出しているのです。
防水性能は日常生活用防水。雨や洗顔時の水滴程度であれば問題なく、ドレスウォッチとしての位置づけを考慮すると、適切な防水レベルと言えるでしょう。
バンドの仕様は、高級感と実用性を両立させています。上質な手触りのクロコダイルレザーと、便利なワンプッシュ式バックルの組み合わせが、日常的な使用における満足度を高めてくれるでしょう。
SLGW003の仕様詳細 | |
---|---|
外装 | ブリリアントハードチタンとサファイアガラス |
裏蓋仕様 | シースルーバック |
ガラス材質 | ボックス型サファイア |
コーティング | 内面無反射コーティング |
ケースサイズ | 横 38.6mm 縦 45.0mm 厚さ 9.95mm |
バンド幅/バンド材質/中留 | 22mm/クロコダイル/ワンプッシュ三つ折れ方式 |
駆動方式 | メカニカル 手巻き |
駆動期間 | 最大巻上時約80時間持続 |
静的精度 | 平均日差+5秒~-3秒 |
携帯精度 | 日差+8~-1秒 |
防水 | 日常生活用防水 |
耐磁 | あり |
重量 | 60g |
その他 | ・耐メタルアレルギー ・中留 チタン ・パワーリザーブ表示機能 |
グランドセイコー手巻きモデル完全比較|SLGW003 vs SLGW002 vs SLGW005

- SLGW002との違いとそれぞれの魅力
- SLGW005(限定モデル)との差別化
- グランドセイコー手巻きおすすめモデルランキング
SLGW002との違いとそれぞれの魅力

18Kピンクゴールド製のSLGW002(限定80本、605万円・税込)と、ブリリアントハードチタン製のSLGW003(145万2000円・税込)は、同じキャリバー9SA4を搭載しながらも、全く異なる魅力を放つモデルです。
SLGW002は、18Kピンクゴールドという贅沢な素材を使った究極のラグジュアリーモデルです。全世界80本限定という希少性に加え、605万円という価格設定は、コレクターズアイテムとしての価値を非常に高めています。ピンクゴールドの温かみのある輝きと白樺文字盤の組み合わせが、格別の上品さを演出します。
一方、SLGW003は実用性を重視したレギュラーモデルとして位置づけられました。先進素材のブリリアントハードチタンを採用することで、軽量性と堅牢性を両立。日常使いに最適な仕様となっています。価格も145万2000円と、グランドセイコーの手巻きモデルとしては比較的アクセスしやすい設定です。
重量面の違いも顕著です。SLGW002のピンクゴールドケースは重厚感があるのに対し、SLGW003のチタンケースは軽やかな装着感を提供します。長時間着用することを考えると、SLGW003の軽量性は大きなメリットになるでしょう。
ケースの仕上げにも違いが見られます。ピンクゴールドは柔らかい金属ゆえ、より繊細で温かみのある輝きを放ちます。それに対し、ブリリアントハードチタンは、通常のチタンよりも白く美しい素材で、シャープで現代的な輝きを持っているのです。
どちらを選ぶかは、使用目的と予算によって決まるでしょう。特別な場面での使用やコレクション性を重視するならSLGW002、日常使いの実用性を求めるならSLGW003が適しています。
SLGW005(限定モデル)との差別化
SLGW005は、1968年に登場した「45GS」の復刻デザインによる世界限定1200本のモデルとして2024年11月に発売されました。同じキャリバー9SA4を搭載しながらも、SLGW003とは全く異なるコンセプトを持つモデルです。
すでにグランドセイコーの案内ページは残っていないため、実際にSLGW005を利用している方の着用画像を参考としてご覧ください。
私の手元にもやってきました。
— ペプッチ (@pepsikure) November 9, 2024
完璧✨️
私にとってのドレス時計上がりです😊#SLGW005 pic.twitter.com/5mmpDHPPuE
#この時計を選んだ決め手
— Tomotom (@tomotomz49) February 9, 2025
①SEIKOとGSのWネームのGSが欲しかった。②旧き良き45GSデザインとストラップの仕上がり(レトロな雰囲気)が懐かしかったこと。③傑作と思える新作手巻きハイビート9SA4を積んでること。#SLGW005 pic.twitter.com/TiM7W7EwV0
仕事納め
— 趣味の世界 (@Wonderful_GS) December 26, 2024
年内最後の #グランド出勤
2024年を語る上で45GS復刻は外せない
控えめなドレスウォッチがこんなにいいものとは‥私に時計の新しい価値観を与えてくれて感謝☺️#SLGW005 pic.twitter.com/qU8xN0baW0
最大の違いはデザインアプローチです。SLGW005はグランドセイコー初の手巻き10振動ムーブメント「Cal.4520」を搭載した歴史的な「45GS」のデザインを現代技術で復刻したモデルで、ヘリテージコレクションに属します。一方、SLGW003は現代的なエボリューション9デザインを採用した全く新しいスタイルの時計です。
ケースサイズにも違いがあります。SLGW005は直径38.8mm、厚さ10.4mmと、SLGW003(38.6mm、厚さ9.95mm)と比較してわずかに大きめです。また、SLGW005はステンレススチールケースを採用しており、SLGW003のブリリアントハードチタンとは異なる質感と重量感を持ちます。
文字盤デザインも大きく異なります。SLGW005は1960年代の45GSの雰囲気を再現したクラシカルなデザインで、SLGW003の現代的な白樺テクスチャーとは対照的です。どちらも美しい仕上がりですが、好みや用途によって選択が分かれるでしょう。
価格面では、SLGW005が134万2000円(2024年9月の参考価格)、SLGW003が152万9000円(2025年8月現在)と、約19万円の差があります。ただし、SLGW005は世界限定1200本という希少性によりコレクション価値が高く、中古市場では定価以上の価格になっているものも見られます。
選択の基準としては、クラシカルな美しさと歴史的意義を重視するならSLGW005、現代的なデザインと実用性を求めるならSLGW003が適しているでしょう。
グランドセイコー手巻きおすすめモデルランキング
現在入手可能なグランドセイコー手巻きモデルを、実用性・価格・技術力の観点から総合的に評価すると、以下のようなランキングになります。
第1位:SLGW003 最新技術と実用性のバランスが最も優れたモデルです。キャリバー9SA4の革新的技術を150万円台で体験できる価値は計り知れません。ブリリアントハードチタンの軽量性と耐久性、80時間パワーリザーブによる実用性は、日常使いに最適です。白樺文字盤の美しさも相まって、現代のグランドセイコーを代表するモデルといえます。

1,529,000 円(2025年8月現在)
出典:グランドセイコー公式
第2位:SBGW231(エレガンスコレクション) 伝統的なグランドセイコーの美学を体現するモデルです。キャリバー9S64搭載で、クラシカルな薄型ケースが魅力です。価格は約50万円(2021年の参考価格49万5000円)と比較的手が届きやすく、グランドセイコー入門機としても優秀です。
第3位:SLGW002 コレクション性と究極の素材を求める方向けの特別なモデルです。18Kピンクゴールドの贅沢感と世界限定80本という希少性は、他では得られない価値を提供します。ただし、価格が605万円と高額なため、限られた層向けの製品といえます。

出典:グランドセイコー公式
実用性を最優先に考える場合は、間違いなくSLGW003が最適な選択です。最新技術による高精度・長時間駆動・軽量性という三拍子が揃った完成度の高さは、他のモデルでは得られません。
SLGW003購入ガイド|中古市場動向と入手方法

- 「買えない」と言われる理由と対策
- 中古市場での価格動向と注意点
- 実際のオーナーの口コミ・評価
- よくある質問(FAQ)
- グランド セイコー セキレイ(SLGW003)|新世代手巻きの総括
「買えない」と言われる理由と対策
現行のSLGH005が3年前にデビューした時と同等か、それ以上に注目を集めているSLGW003は、発売当初から「買えない時計」として話題となっています。この現象には、いくつかの明確な理由があるのです。
まず、グランドセイコーブランドの人気急上昇が大きな要因として挙げられます。近年、国際的な評価が高まり、国内外の時計愛好家から注目が集まっています。特に手巻きモデルは、機械式時計の醍醐味を味わえることから、コレクターからの需要が非常に高まっているのです。
また、生産数の限定性も「買えない」理由の一つと言えるでしょう。グランドセイコーは品質を最優先とする製造哲学のもと、大量生産は行いません。特にSLGW003のようなフラッグシップモデルは、熟練の職人による手作業が多く、必然的に生産数が限られます。
さらに、新技術搭載による話題性も需要を押し上げています。約50年ぶりに開発された新しい手巻きムーブメント「キャリバー9SA4」への関心は非常に高く、技術的な革新を求める愛好家からの引き合いが強くなっています。
対策としては、以下のアプローチが有効です。
正規販売店での予約:グランドセイコー正規販売店での予約登録が最も確実な入手方法です。ただし、待機期間は数か月から1年以上に及ぶ場合があります。
複数店舗での登録:異なる正規販売店で同時に予約を入れることで、入手確率を高めることができます。
入荷タイミングの把握:販売店との良好な関係を築き、入荷予定情報を定期的に確認することが重要です。

中古市場での価格動向と注意点

SLGW003の中古市場における流通量は、極めて限定的です。2024年8月の発売以降、中古市場での価格動向には特徴的な傾向が見られました。
発売直後の2024年8月から10月頃までは、定価を上回るプレミアム価格での取引が目立ちました。新品定価152万9000円に対し、170万円から200万円程度で取引されるケースが多数報告されています。
2024年末から2025年初頭にかけては、やや価格の安定化が進みましたが、それでも定価を大きく下回る取引は依然として稀な状況が続いています。中古市場の相場は、概ね150万円から180万円の範囲で推移しているようです。
中古購入時には、以下の項目が非常に重要となります。
付属品の完備:保証書、箱、取扱説明書などの付属品が揃っているかの確認が必須です。これらの不備は、将来の売却時の価値に大きく影響します。
購入時期の確認:2024年8月の発売以降の製品かどうか、シリアルナンバーで確認することが重要です。
動作状況の確認:手巻きムーブメントの巻き上げ感、時刻精度、パワーリザーブの持続時間について、実際に確認することが推奨されます。
販売店の信頼性:中古時計専門店の実績や評判を事前に調査し、アフターサービスの対応についても確認しておくべきです。
実際のオーナーの口コミ・評価
実際のオーナーからの評価は非常に高く、各種レビューサイトや時計専門フォーラムでも高い評価を得ています。特に以下の点で高い満足度が報告されています。
装着感の良さ:ブリリアントハードチタンの軽量性により、長時間着用しても疲れにくいという声が多数あります。60gという軽量設計は、日常使いにおける大きなメリットとして評価されています。
巻き上げの心地よさ:新開発の巻き上げ機構による滑らかで心地よい感触は、手巻き時計の醍醐味として高く評価されています。毎日の巻き上げが楽しみになるという意見が多く見られます。
精度の安定性:10振動のハイビート機構による高精度は、日常使用において実感できるレベルです。日差±5秒程度の精度を維持するオーナーが多く、機械式時計としては優秀な精度性能です。
デザインの完成度:白樺文字盤の美しさと38.6mmケースのバランスの良さは、幅広い年齢層から支持されています。ビジネスシーンからカジュアルまで対応できる汎用性の高さも評価されています。
一方で、改善を求める声もあります:
革ベルトの耐久性:付属のクロコダイルベルトについて、使用頻度によっては交換時期が早いという指摘があります。
価格の妥当性:145万円という価格設定について、コストパフォーマンスの観点から議論が分かれています。
総合的な評価として、SLGW003は現代の手巻き時計として非常に高い完成度を持つモデルとして、時計愛好家や専門家から広く認められています。
岩手県雫石のグランドセイコー敷地内で見られる『セキレイ』をモチーフにしたこはぜが手巻きすると動きます。巻き心地にも拘って作られています。美しい平面とエッジの造形美を見ながらご飯食べてたら写真から撮り損ねました🍽️🤤#SLGW004 pic.twitter.com/otBCRMfbH6
— K@どこかの経営者 (@tg_gsx) January 21, 2025
よくある質問(FAQ)

- SLGW003の納期はどのくらいかかりますか?
-
正規販売店での予約から納品まで、現在6ヶ月から1年程度の待機期間が発生しています。人気の高さと限定的な生産数のため、販売店によって納期に差があります。複数の正規販売店で予約を入れることで、入手確率を高めることが可能です。
- 手巻き初心者でも扱いやすいでしょうか?
-
はい、SLGW003は手巻き初心者にも扱いやすい設計です。新開発の巻き上げ機構により滑らかで心地よい巻き上げ感を実現しており、80時間のパワーリザーブにより毎日巻く必要がありません。週末に外しても月曜日まで動き続けるため、手巻き時計入門機としても適しています。
- 他のグランドセイコーと比べてサイズ感はどうですか?
-
ケースサイズ38.6mm×厚さ9.95mmは、グランドセイコーの中では標準的なサイズです。エレガンスコレクションよりはやや大きめですが、スポーツモデルよりは小ぶりな設定です。ブリリアントハードチタンの軽量性(60g)により、サイズ以上に軽やかな装着感を得られます。
- メンテナンス費用や頻度はどの程度ですか?
-
一般的な機械式時計と同様、3~4年に一度のオーバーホールが推奨されています。グランドセイコーの正規メンテナンス費用は約8~12万円程度です。キャリバー9SA4は最新技術により耐久性が向上しているため、適切な使用環境であればメンテナンス間隔を延ばせる可能性もあります。
- 投資価値や資産性はありますか?
-
発売以降、中古市場では定価を上回る価格で取引されており、短期的な資産性は高いといえます。ただし、時計は本来実用品であり、投資目的での購入は推奨されません。グランドセイコーの技術革新を象徴するモデルとして、長期的なブランド価値の維持は期待できますが、価格変動リスクも考慮すべきです。
グランド セイコー セキレイ(SLGW003)|新世代手巻きの総括
- グランドセイコーの技術革新と日本の美意識が融合した傑作である
- キャリバー9SA4は、約50年ぶりに開発された新世代の手巻きムーブメントである
- 毎秒10振動と80時間パワーリザーブを両立し、実用的な高精度を実現した
- 「こはぜ」と「こはぜばね」の再設計により、心地よい巻き上げ感を楽しめる
- 「セキレイ」という愛称は、日本の自然美と優雅な姿から名付けられた
- 文字盤の白樺テクスチャーは、光の加減で表情を変える自然な美しさを表現している
- ケースには通常のチタンより約2倍硬いブリリアントハードチタンを採用している
- ケースサイズは38.6mmと、日本人の手首に馴染む絶妙なバランスだ
- 重量はわずか60gと、長時間着用しても疲れにくい軽量性を誇る
- SLGW002は18Kピンクゴールド製の限定モデルで、コレクター向けである
- SLGW003は実用性を重視したレギュラーモデルとして位置づけられている
- SLGW005は1968年の「45GS」を復刻したクラシカルなデザインを持つ
- 発売当初から「買えない時計」として需要が供給を大幅に上回っている
- 中古市場では定価を上回るプレミアム価格で取引されている
- 手巻き初心者でも扱いやすい設計であり、日常使いにも適している
グランドセイコー セキレイ(SLGW003)は、約50年ぶりに開発された革新的手巻きムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載し、日本の時計技術の新境地を切り開いた記念すべき作品です。
ブリリアントハードチタンケースと白樺文字盤の組み合わせによる美しさ、10振動ハイビートと80時間パワーリザーブによる実用性、そして心地よい巻き上げ感による所有する喜びを高次元で融合させています。
145万2000円という価格設定ながら入手困難な状況が続いていますが、現代の手巻き時計として最高峰の技術と美意識を体験できる価値ある一本といえるでしょう。