・シチズン エクシードの電波・GPSによる正しい時刻合わせの考え方
・強制受信や手動修正がうまくいかない原因と具体的な対処法
・長年使用したエクシードに起こりやすいズレや二次電池劣化の見極めポイント
シチズン エクシードを手にするということは、単に時刻を知る道具を持つこと以上の意味があります。その洗練された薄型のフォルムと、シチズンが誇る高精度の技術が融合した美しさは、日々を共に歩むパートナーとしてのエクシードにふさわしい風格を備えています。
しかし、ふとした瞬間に時計に目を落とし、時刻がわずかにズレていることに気づいたとき、言いようのない不安を感じることもあるでしょう。特に、電波時計やGPS衛星電波時計という「自動で合うはず」の機能を備えているからこそ、その操作方法や受信の仕組みに迷いが生じてしまうものです。
もし今、あなたの手元にあるエクシードが本来の精度を発揮できていないのなら、それは時計からの小さなしるし(サイン)かもしれません。この記事では、2025年12月現在の最新情報を基に、正しい受信のコツから手動での微調整、そして意外と知られていない裏蓋の読み方までを詳しく解説します。
正しい知識を身につけることで、再び正確な時を取り戻すだけでなく、あなたのエクシードに対する愛着はより一層深いものになるはずです。それでは、大人の腕元を支える高精度な世界を、一緒に紐解いていきましょう。
シチズン エクシードの時刻合わせにおける基本と自動受信の仕組み

シチズン エクシードは、その多くが「エコ・ドライブ(光発電)」と「電波受信機能」を組み合わせて設計されています。常に正確な時を刻み続けるこのシステムを正しく機能させるためには、まず時計が本来持っているポテンシャルを最大限に引き出す準備が必要です。シチズン エクシードの時刻合わせをスムーズに行うための、最も基本的かつ重要な土台となる知識を確認していきましょう。
高精度の要「エコ・ドライブ」と電波・GPS受信の密接な関係
シチズン エクシードの時刻合わせを語る上で、動力源である「エコ・ドライブ」を切り離すことはできません。時刻を自動で修正する電波受信やGPS衛星からの信号キャッチは、時計の機能の中でも特に大きな電力を消費する作業です。
そのため、時刻を合わせるための絶対条件は「十分な充電(フル充電に近い状態)」であることです。充電が不足している状態では、時計は内部機構を保護し、運針を優先するために「受信機能」を一時的に制限、あるいは停止させるように設計されています。もし、「受信操作をしても針が反応しない」「強制受信が始まらない」という場合は、まず光に当てて充電を行うことが、時刻修正への最短ルートとなります。
[Column:2025年最新情報] エクシードとスマホ連携(Bluetooth)の現状

月齢自動計算機能「ルナプログラム」搭載モデル 出典:シチズン公式
近年、シチズンからはスマートフォンと連携して時刻を自動修正するモデルが多数登場していますが、2025年12月現在、公式サイトおよび公開されている製品情報を確認する限り、エクシードの主力ラインナップにはBluetooth連携機能を搭載したモデルは確認されていません。
これは、エクシードが「時計単体としての美しさと完結した精度」を追求しているためです。スマホに依存せず、標準電波やGPS衛星からの純粋な信号のみで完結する仕組みは、長期にわたって愛用するドレスウォッチとしての信頼性の証でもあります。「シチズン コネクテッド」などの他シリーズとは、時刻合わせのアプローチが根本的に異なるという点を正しく理解しておくことが大切です。
受信を成功させるコツと「2秒運針」という名のサイン
電波時計タイプのエクシードが深夜に自動で時刻を合わせる際、その成功率を左右するのは「環境」です。日本の標準電波は福島局(40kHz)と九州局(60kHz)から送信されていますが、これらの微弱な電波を正確にキャッチするには、以下のポイントを意識してください。
- 夜間の窓際に置く: 電波を遮る壁が少ない窓際、特に電波送信局の方向を意識した窓際(関東以北なら福島側、関西以西なら九州側など)に置くのが理想です。
- 北向きの窓が推奨される理由: 多くの建物構造において、北側の窓は家電製品(ノイズ源)の影響を受けにくい傾向があり、安定した受信が期待できると言われています。
- 磁気・ノイズ源を避ける: スマートフォン、パソコン、テレビ、スピーカーなどの近くは電波受信を妨げるだけでなく、磁気によって精度そのものを狂わせる恐れがあります。
また、文字盤を見て秒針が「2秒ずつ」飛ぶように動いている場合は、多くのエコ・ドライブ搭載モデルにおいて、充電量が低下していることを知らせる警告動作であるケースが一般的です。これは決して故障ではなく、時刻合わせの機能を停止してでも動き続けようとする時計からの健気なメッセージです。この状態では自動・強制受信ともに受け付けないため、まずは太陽光などの明るい光の下で、2秒運針が通常の1秒運針に戻るまでしっかりと充電を行ってください。
GPS衛星電波時計(サテライト ウエーブ)特有の操作環境
エクシードの上位モデルに搭載されている「GPS衛星電波時計(サテライト ウエーブ)」は、地上にある電波塔ではなく、はるか上空のGPS衛星から時刻情報を取得します。このシステムにおいて、時刻合わせを成功させるためのキーワードは「空へのアクセス」です。
標準電波時計(国内専用)とGPS受信の大きな違いは、以下の表の通りです。
| 項目 | 標準電波時計 | GPS衛星電波時計 |
| 信号の出所 | 地上の電波送信所(2箇所) | 上空約2万kmのGPS衛星 |
|---|---|---|
| 最適な受信場所 | 窓際(屋内可) | 屋外(空が広く見渡せる場所) |
| 受信にかかる時間 | 約2分~15分程度 | 最短3秒~(時刻情報のみの場合) |
| 海外での利用 | 対応エリアが限定される | 全世界で時刻取得が可能 |
GPSモデルのエクシードで時刻を合わせる際は、高いビルに囲まれていない屋外、あるいは空が広く見える開けた場所で操作を行ってください。遮蔽物がない環境であれば、衛星からのシグナルをダイレクトにキャッチし、驚くほどスピーディーに正確な時刻へと針が吸い込まれるように整うはずです。
強制受信のやり方とシチズン製電波時計を時刻合わせする手動手順

シチズン エクシードの真価は、その精密な自動修正機能にありますが、時にはユーザー自身の操作で「今すぐ」正確な時刻に同期させたい場面もあるでしょう。ここでは、シチズン独自の操作体系に基づいた強制受信の具体的なステップと、電波が届かない環境下での手動による時刻合わせの作法を詳しく解説します。
今すぐ同期したい時の「強制受信」具体的なアクション
深夜の自動受信を待たず、手動で電波をキャッチしにいく操作が「強制受信」です。多くのシチズン エクシードでは、りゅうず(竜頭)を引かずに、ケースサイドにあるボタンを操作することでこの機能を呼び出します。
操作方法はキャリバー(機種番号)により一部異なる場合がありますが、一般的な強制受信のフローは以下の通りです。
- ボタンを2秒以上長押しする: ケースの右下(4時位置)付近にあるボタンを、秒針が特定の動きを見せるまで押し続けます。
- 針が「RX」を指したことを確認する: 秒針が文字盤上の「RX(Receiveの略)」の位置まで移動し、ピタッと止まれば受信待機状態に入った合図です。
- 静置して待つ: 受信中は時計を動かさず、文字盤を上に向けて静止させてください。完了までには2分から、電波状態によっては15分ほどかかる場合があります。
- 結果(OK/NO)を確認する: 受信が完了すると、秒針が「OK」または「NO」を一時的に指し示し、その後通常の運針に戻ります。
[Check] 受信失敗(NO)になった時のチェックリスト
もし結果が「NO」であった場合、時計の故障を疑う前に以下の項目を再確認してください。
- 時間帯: 日中は空中の電波ノイズが多いため、失敗しやすくなります。早朝や深夜に再試行することをおすすめします。
- 場所: 金属製の机の上、鉄筋コンクリートの建物の奥、高圧電線の近くなどは電波が遮断されます。
- 磁気帯び: 強力な磁石を使用したバッグの留め具やスマートフォンのスピーカーに密着させていた場合、内部のアンテナが影響を受けている可能性があります。
電波が届かない環境での「手動修正」とモード切り替えの基本
地下施設や電波の届かない海外、あるいは電波塔のメンテナンス中などは、手動で時刻を合わせる必要があります。「シチズン エコ・ドライブの時刻合わせを手動で行う」場合、鍵となるのはりゅうずの「引き段数」とモードの理解です。
シチズン製品の多くは、りゅうずを引く段階によって操作対象が変わります。
- 1段引き(一段クリック): 多くのモデルで「カレンダー」や「都市設定(ワールドタイム)」の変更に使用されます。
- 2段引き(二段クリック): 多くのモデルで秒針がゼロ位置や特定の場所で止まり、「時刻(分・時)」の修正モードに入ります。
ここで最も注意すべきは、午前と午後の見極めです。 電波時計を手動で合わせる際、単純に今の時刻に合わせるだけでは、夜中の12時に日付が変わらず、お昼の12時にカレンダーがめくれてしまう「昼夜逆転現象」が起こり得ます。
これを防ぐプロのテクニックは、「まず日付が変わるまで針を送り、そこを午前0時として認識させること」です。日付がカチリと切り替わったことを確認してから、そこを起点に現在の時刻まで進めることで、時計内部のカレンダーと現実の時刻を完璧に同期させることができます。
グローバルに活躍する方へ:ワールドタイムとサマータイム設定
エクシードには、世界24〜26都市の時刻を瞬時に呼び出せる「ダイレクトフライト」機能が搭載されているモデルが多くあります。これは、りゅうずを1段引き、秒針を文字盤外周に刻まれた都市名(東京なら「TYO」、ロンドンなら「LON」など)に合わせるだけで、時針・分針が自動的にその都市の現在時刻へと移動する画期的なシステムです。
また、海外出張や旅行の際に混乱を招きやすいのが「サマータイム(DST:夏時間)」の設定です。
- ON/OFFの切り替え: 多くのモデルでは、ボタン操作一つでサマータイムの適用・非適用を選択できます。
- 設定が勝手に戻る場合: GPSモデルや一部の電波時計では、受信した信号にサマータイム情報が含まれている場合、手動設定が上書きされることがあります。現地時刻と1時間ズレていると感じた際は、サマータイム設定(STD/DST)が正しく選択されているかを確認してください。
ズレが直らない原因は?シチズンの電波時計における時刻合わせの失敗例と対策

「強制受信を繰り返しても、どうしても数分ズレてしまう」「電波は受信できているはずなのに日付が合わない」といったトラブルは、シチズン エクシードのユーザーが最も直面しやすい悩みです。しかし、これらには必ず論理的な理由と解決策が存在します。ここでは、公式マニュアルを紐解くだけでは辿り着きにくい、現場視点での解決アプローチを丁寧に解説します。
裏蓋の刻印「GN-4W-S」に惑わされない!正しい機種番号の探し方
時刻合わせの方法を検索しようとして、まず時計の裏蓋を確認する方は多いでしょう。そこで目に入るのが「GN-4W-S」という刻印です。実は、この文字列で検索をしても、正確な操作マニュアルに辿り着くことは困難です。
なぜなら、「GN-4W-S」や「GN-4-S」はケースの共通規格コードであり、時計のモデルやムーブメントを特定する番号ではないからです。同様に「Water Resist(防水性能)」や「Japan Movt(ムーブメント製造国)」といった刻印も、すべてのシチズン製品に共通するスペック表記に過ぎません。
取扱説明書を探す際は、裏蓋に刻印された「XXXX-YYYYYY」の形式の番号に注目してください。先頭の4桁がキャリバー番号であり、シチズン公式サイトの説明書検索で使用します。
たとえば、裏蓋に「H060-T025919」と刻印されている場合、このうち 「H060」 が「機種番号(キャリバーNo.)」にあたります。この4桁を公式サイトの取扱説明書検索に入力することで、該当する操作ガイドを正確に確認することができます。
シチズン時計株式会社 公式サイト
取扱説明書検索・操作ガイド
https://citizen.jp/support-jp/manual/item_selection.html
時刻は合っているのに「日付」がズレる・逆転する現象の正体
「時間は正確なのに、日付だけが1日ズレている」「お昼の12時になると日付が翌日に変わってしまう」というトラブルも、非常に多く寄せられる相談の一つです。
まず、手動で日付を修正する際に絶対に守らなければならないルールがあります。それが「日付修正禁止時間帯」です。多くのアナログ式電波時計・エコ・ドライブモデルでは、夜20時〜翌朝4時前後の間、時計内部のカレンダー機構が作動しています。この時間帯に無理やり日付を早送りすると、精密なギアを破損させたり、以降のカレンダー送りが正常に機能しなくなったりする恐れがあります。日付を直す際は、必ず一度針を6時付近まで避難させてから操作を行ってください。
また、お昼に日付が変わる「昼夜逆転」は、時計が現在の「午後12時」を「午前0時(深夜)」と勘違いしていることが原因です。これを解決する方法は非常にシンプルです。
- りゅうずを引き、針を12時間分進める(または戻す)。
- 日付が一度変わることを確認し、現在の正しい時刻にセットし直す。 たったこれだけの作業で、時計内部の24時間周期が現実と同期し、夜中に正しく日付が変わるようになります。
やってはいけないNG操作集(故障・不具合を防ぐために)
エクシードは高精度な精密機器であるがゆえに、何気ない操作が不具合の原因になることがあります。以下は、シチズン公式マニュアルやサポートでも注意喚起されている代表的なNG操作です。
- 日付修正禁止時間帯にカレンダーを動かす
夜間(目安として20時〜翌4時頃)は、内部で日付送りの歯車が作動しています。この時間帯に日付を早送りすると、カレンダー不良や表示ズレの原因になります。 - 充電不足のまま強制受信を繰り返す
エネルギー残量が少ない状態で何度も受信操作を行うと、内部制御が不安定になり、正常な受信ができない場合があります。必ず十分な充電を行ってから操作してください。 - 磁気を発する物の近くに長時間置く
スマートフォンのスピーカー部、ノートPC、バッグのマグネット留め具などは、針の基準位置ズレや磁気帯びの原因になります。 - 受信中に時計を動かす・向きを頻繁に変える
電波・GPS受信中は、時計を静置することが前提条件です。動かしてしまうと受信失敗(NO)につながります。 - 自己判断での分解や強い衝撃
エクシードは内部構造が非常に繊細です。落下や衝撃、自己分解は基準位置ズレや恒久的な故障につながる恐れがあります。
基準位置のズレをチェックする(受信成功なのに時間がズレる場合)
「受信結果はOKなのに、常に数分だけズレている」という場合、それは設定のミスではなく、針そのものの「基準位置(ゼロ位置)」が物理的にズレている可能性が高いです。
電波時計は、受信した正しい時刻情報を基に、内部で「秒針は○度、分針は○度動かす」という計算をしています。しかし、強い衝撃や外部からの「磁気」の影響を受けると、針を動かすモーターが脱調し、物理的な針の位置が本来のゼロ地点からズレてしまうことがあります。
磁気帯びの恐怖
スマートフォンのスピーカー、ノートパソコンのキーボード付近、バッグのマグネット留め具。これらに時計を密着させると、内部パーツが磁気を帯び、精度を著しく狂わせます。
基準位置の確認方法
多くの電波時計モデルには、すべての針を12時(日付は31日と1の間)に集めるための「基準位置確認モード」が用意されています。このモードで12時から少しでも針がズレていれば、マニュアルに従って基準位置を修正することで、再び完璧な精度を取り戻せます。
公式アプリ「My Citizen」を活用したスマートなメンテナンス
時刻合わせに迷った際、分厚い紙の説明書を探し出すのは一苦労です。そこで活用したいのが、シチズンが提供する公式アプリ「My Citizen」です。
このアプリは、所有している時計の機種番号(キャリバー)を登録することで、いつでも手元のスマートフォンから公式の操作ガイドやサポート情報を確認できるデジタルツールです。
- メリット: キャリバー番号を一度登録すれば、複雑な強制受信の手順や基準位置の合わせ方を、動画や図解でスムーズに閲覧できます。
- 注意点: 前述の通り、エクシードにはBluetooth連携機能が搭載されていないため、現行モデルではアプリから直接時刻を同期させることはできません。あくまで「操作方法を調べるための知恵袋」として活用しましょう。 ※Bluetooth連携機能を持つシリーズ(Eco-Drive Bluetoothなど)は別の専用アプリを使用しますが、エクシードユーザーが情報を探す際は、この「My Citizen」が最も信頼できる入り口となります。
シチズン公式アプリ「My Citizen」案内ページ
https://citizen.jp/support-jp/afterservice/mycitizenowners.html
【何度充電しても時刻がズレる】二次電池の劣化の可能性
エクシードに搭載されているエコ・ドライブは、一般的な使い捨て電池ではなく、繰り返し充放電が可能な「二次電池(充電池)」を内蔵しています。この二次電池は非常に長寿命ですが、使用年数や保管環境によっては、徐々に蓄電容量が低下していくことがあります。
以下のような症状が複数当てはまる場合、単なる充電不足ではなく、二次電池の劣化が進んでいる可能性も考えられます。
- 十分に光に当てても、すぐに2秒運針などの省電力動作に戻る
- 強制受信を試しても、受信待機状態に入らないことが増えた
- フル充電後でも、着用しない状態で数日〜数週間で止まってしまう
この場合、使用者自身での回復は難しく、シチズン正規サービスでの点検や二次電池交換が推奨されます。
なお、二次電池の交換は時計全体の寿命を延ばすための前向きなメンテナンスであり、長く愛用するための現実的な選択肢といえるでしょう。
この症状が出たら修理・点検を検討するサイン
以下は、充電・受信・設定確認を行っても改善しない場合に、専門点検を検討した方がよい代表的な症状です。すべてが即故障というわけではありませんが、判断の目安として参考にしてください。
| 症状 | 考えられる原因 | 推奨対応 |
|---|---|---|
| フル充電してもすぐ2秒運針に戻る | 二次電池(蓄電池)の劣化 | 正規点検・電池交換 |
| 受信結果は常に「NO」になる | 受信回路異常・内部不具合 | 点検相談 |
| 受信OKなのに毎回数分ズレる | 基準位置ズレ・磁気影響 | 基準位置調整 |
| 日付が不規則に変わる/止まる | カレンダー機構の不具合 | 修理相談 |
| 針が途中で止まる・戻らない | 駆動系の異常 | 修理相談 |
| 強い衝撃や落下後から不調 | 内部脱調・部品ズレ | 早期点検推奨 |
特に注意したいのが、十分に充電しているにもかかわらず、短時間で2秒運針に戻る症状です。この場合、エコ・ドライブの二次電池が寿命を迎えている可能性が高く、使用年数に応じた交換が必要になるケースがあります。
なお、二次電池の交換は一般的な電池交換とは異なり、防水性能の再検査や内部点検を伴うため、シチズン正規サポートまたは認定店での対応が推奨されます。
まとめ:正確な時を刻み続けるために

本記事の内容は、シチズン エクシードの中でも電波受信・GPS受信機能を搭載したモデルを中心に解説していますが、操作方法や仕様はキャリバー(機種番号)によって異なります。
自分のエクシードがどのタイプに該当するかを正確に把握するには、以下の手順がおすすめです。
- 時計の裏蓋を確認し、「XXXX-YYYYYY」の形式で刻印された番号を探す
- 先頭4桁(例:H060 など)をメモする
- シチズン公式サイトの「取扱説明書検索」ページにその番号を入力する
これにより、あなたのモデル専用の操作ガイド・仕様一覧・注意事項を確認できます。 特に、強制受信の操作方法や基準位置修正の手順はキャリバーごとに異なるため、公式情報と照らし合わせながら操作することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
記事の内容と公式マニュアルを併用することで、エクシードをより安心して、長く使い続けることができるでしょう。
エクシードの精度を保つ最大の秘訣は、十分な充電・適切な受信環境・正しい操作知識です。定期的に光に当て、必要に応じて強制受信や状態確認を行うことで、時計は本来の性能を発揮し続けてくれます。
もし違和感が解消しない場合は、無理に操作を続けず、シチズンのカスタマーサポートや正規販売店での点検を検討してください。プロの手によるメンテナンスは、時計の寿命と信頼性を大きく高めてくれます。
正確な時を刻むエクシードは、持ち主の一日を静かに、そして確かに支えてくれる存在です。本記事が、あなたとエクシードとの関係をより深める一助となれば幸いです。
シチズン アテッサ時刻合わせ完全ガイド:電波受信から手動設定まで徹底解説
シチズン エクシード「時刻合わせ」に関するよくある質問(FAQ)
- シチズン エクシードの時刻が自動で合わない時の対処法は?
-
まずは十分な充電を行い、そのうえで強制受信を試してください。それでも改善しない場合は、使用年数に応じて二次電池(蓄電池)の劣化や内部調整が必要になっている可能性も考えられます。
特に、長時間充電してもすぐに2秒運針に戻る、受信操作自体ができないといった症状が続く場合は、設定や操作の問題ではなく、内部部品の経年変化が原因となるケースがあります。このような場合は、無理に操作を続けず、シチズンのカスタマーサポートや正規販売店での点検相談を検討してください。
- エクシードの「強制受信」と「自動受信」の違いは何ですか?
-
「自動受信」は深夜に時計が自動で行うもの、「強制受信」はユーザーが手動で今すぐ同期させるものです。 強制受信は、ボタン操作によりいつでも標準電波やGPS信号を取り込めます。日中はノイズが多いため、失敗する場合は障害物のない屋外や、深夜の窓際で試すのが最も確実です。
- 受信成功(OK)なのに、時刻や日付がズレるのはなぜですか?
-
針の「基準位置(ゼロ位置)」が、磁気や衝撃で物理的にズレている可能性があります。 電波受信で内部データが正しくなっても、針の出発点(0時0分0秒)がズレていると表示は狂います。時計の「基準位置確認モード」で全ての針が12時を指すか確認し、ズレている場合は修正が必要です。
- 裏蓋にある「GN-4W-S」はモデル番号(型番)ですか?
-
いいえ、モデル番号ではありません。操作説明書を探すには「4桁-6桁」の機種番号を確認してください。 「GN-4W-S」はケースの規格コードです。時刻合わせの方法を調べる際は、裏蓋に刻印されたハイフン付きの番号(例:H149-T023530)の最初の4桁を公式サイトの検索窓に入力してください。
- エクシードにはスマートフォン(Bluetooth)連携機能はありますか?
-
2025年現在、現行のエクシードにBluetooth連携モデルはありません。 エクシードは時計単体での高精度(電波・GPS受信)と薄型美を追求したラインです。スマホアプリで時刻を合わせたい場合は、シチズンの「エコ・ドライブ Bluetooth」や「コネクテッド」シリーズが該当します。
- シチズン エクシードの二次電池(蓄電池)は何年くらい使えますか?
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使用環境や充電状態にもよりますが、エコ・ドライブに使用されている二次電池は、一般的に7〜10年程度を目安に性能が低下してくるとされています。
次のような症状が見られる場合は、二次電池の劣化が進んでいる可能性があります。
- 十分に光に当てても、すぐに2秒運針に戻る
- 自動受信や強制受信が成功しにくい
- 一度止まると、再始動までに長時間の充電が必要になる
これらは故障ではなく、消耗部品である二次電池の特性によるものです。エクシードは長期使用を前提に設計されているため、二次電池交換を行うことで、再び本来の精度と安定性を取り戻すケースも多くあります。
長年使用している場合や症状が頻発する場合は、シチズンのカスタマーサポートや正規販売店での点検・交換相談をおすすめします。
出典・参考情報
本記事の内容は、以下のシチズン公式情報および公開資料を基に構成しています。
- シチズン時計株式会社 公式サイト
取扱説明書検索・操作ガイド
https://citizen.jp/support-jp/manual/item_selection.html - シチズン エコ・ドライブ公式解説
https://citizen.jp/core-technology/eco-drive/index.html
https://citizen.jp/support-jp/manual/terms/deeper_10.html - シチズン 電波時計/GPS衛星電波時計 技術解説
https://citizen.jp/core-technology/satellitewave/index.html
https://citizen.jp/support-jp/manual/terms/deeper_09.html - シチズン お客様サポート(よくある質問・修理案内)
https://citizen.jp/support/ - シチズン公式アプリ「My Citizen」案内ページ
https://citizen.jp/support-jp/afterservice/mycitizenowners.html
※本記事では、公式情報を基に一般的な仕様・操作例・注意点を解説しています。
実際の操作方法や仕様は、モデル(キャリバー)によって異なる場合があります。
必ずお手元の時計に該当する取扱説明書をご確認ください。
※本記事は操作方法の理解を助けることを目的としており、分解・修理行為を推奨するものではありません。

