ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド|故障の見分け方・安全な操作手順・修理判断基準

当ページのリンクには広告が含まれています。
ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド
イメージ:グランド・クロノメーター

一生ものの時計として、世代を超えて愛されるロレックス。その堅牢さと精度は世界最高峰ですが、いざ時刻を合わせようとした際に「リューズが思うように動かない」「針が反応しない」といった状況に直面すると、どなたでも不安を感じてしまうものです。

特に近年のロレックスは、ムーブメントの進化によってモデルごとに操作感が異なったり、防水性能を維持するための独自の機構が備わっていたりします。そのため、時刻合わせができないケースの中には、操作方法や機構の理解不足によるものも含まれますが、必ずしも全てが故障ではなく、仕様やモデル特性を知ることで解決できる場合もあります。

本記事では、2025年現在の最新モデルの仕様に基づき、ロレックスの時刻合わせができない時にまず確認すべき基本操作から、モデル別の注意点、さらにはプロに相談すべき故障のサインまでを詳しく解説します。

「大切な愛機を傷つけたくない」という慎重なあなたのために、専門的な視点から、再び正確な時を刻むための最善のステップをお伝えします。

この記事でわかること
  • 時刻合わせができない原因と確認ポイント
  • モデル別の正しい操作手順と注意点
  • 修理判断の目安と正規対応の流れ

【症状別クイックナビ】

まずは、現在の愛機の状態に合わせて、該当する項目をご確認ください。

目次

ロレックスの時刻合わせができない原因は?まず確認すべき基本手順【初心者向け】

ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド
イメージ:グランド・クロノメーター

ロレックスの時刻合わせがスムーズにいかない場合、多くの方は「リューズが壊れてしまったのではないか」と心配されます。しかし、ロレックスは高い防水性と精密な機構を両立させるため、一般的な時計とは異なる独自の操作体系を持っています。

まずは、故障を疑う前に確認したい「3つの基本ステップ」を見ていきましょう。

ねじ込み式リューズの解除と「0・1・2段」の正しい操作感

現行のロレックスのほとんどには、防水性能を確保するための「ねじ込み式リューズ」が採用されています。時刻を合わせるためには、まずこのロックを解除しなければなりませんが、ここでの感触に戸惑う方が少なくありません。

STEP
リューズのロック解除(反時計回り)

リューズを親指と人差し指でつまみ、自分側(反時計回り/6時方向)にゆっくりと回してください。数回転させると、リューズが「ピョコッ」と外側に飛び出します。

これがロックが外れた「ポジション0(または1)」の状態です。

STEP
各ポジションの役割を把握する

ロックが外れた状態から、リューズを軽く外側に引くことで段階的に機能が切り替わります。

  • ポジション0(ロック解除直後): ゼンマイの手巻き巻き上げ。
  • ポジション1(1段引き): モデルによっては日付調整となることが多いですが、短針単独調整機能搭載モデルなどはこの位置で短針調整となる場合があります。
  • ポジション2(2段引き): 通常の時刻調整。多くのモデルでは秒針停止(ハック)機能が作動します。

「リューズが固くて引けない」と感じる場合は、無理に力を入れず、一度リューズを回しながら軽く引いてみてください。内部の歯車が噛み合うポイントを見つけるのがコツです。

秒針が止まるのは「ハック機能」?故障との見分け方

時刻合わせのためにリューズを最大(ポジション2)まで引き出した際、秒針がピタッと止まることがあります。初めてロレックスを手にした方は「止まってしまった!」と驚かれるかもしれませんが、これは「ハック機能(秒針停止機能)」と呼ばれるロレックスの標準的な仕様です。

この機能は、時報などに合わせて1秒の狂いもなく正確に時刻を同期させるためのものです。故障ではありませんので、安心して時刻調整を行ってください。調整が終わってリューズを押し戻せば、秒針は再び力強く動き出します。

自動巻きの止まりを故障と見なさないために

「リューズを回しても針が動かない」という相談の中には、単にゼンマイの巻き上げが不足しているだけのケースが多々あります。

ロレックスは「パーペチュアル(自動巻き)」機構を備えていますが、数日間着用しなかった場合は、腕の動きだけでは十分な駆動力が得られません。時計が完全に止まっている状態から時刻を合わせる際は、まずポジション0の状態でリューズを時計回り(12時方向)に30〜40回ほどゆっくりと回し、ゼンマイを十分に巻き上げてください。

【注意】手巻き時の手応えについて
ロレックスの自動巻き機構には「スリップ機能」が備わっているため、ゼンマイを巻きすぎても切れる心配はありません。ただし、指先に重みを感じるようになったら、それが「十分に巻き上がった」という愛機からのサインです。

アドバイス

リューズ操作の基本は「急がず、優しく」です。特に、操作が終わった後のねじ込み(ロック)を忘れると、せっかくの防水性能が発揮されなくなってしまいます。最後はリューズをケース側に軽く押し込みながら、時計回り(12時方向)にしっかりと止まるまで回し締める習慣をつけましょう。

ロレックスの時刻合わせでやってはいけないこと!日付変更禁止時間と注意点

ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド
イメージ:グランド・クロノメーター

「夜間に日付をいじってはいけない」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは機械式時計全般において非常に有名な「作法」ですが、最新のロレックスにおいてはその常識が変わりつつあります。

しかし、モデルや製造年によって仕様が異なるため、一律に「大丈夫」と判断するのは禁物です。愛機を一生ものとして守るために、正しい知識を整理しておきましょう。

ロレックスの日付変更禁止時間(20時〜4時)を守るべき理由

多くの機械式ロレックスには、日付操作を避けるべきとされる時間帯があります。午後8時頃〜午前4時頃は、翌日に向けて日付を切り替えるための歯車がゆっくり噛み合い始める時間帯で、この状態で手動操作を行うと、送り爪やカレンダー歯車に負荷がかかり、日付ずれ・切り替え不良・部品破損などのトラブルにつながる可能性があります。結果として、正規サービスでの修理やオーバーホールが必要になり、費用や預かり期間が発生するケースも少なくありません

【最新ムーブメント Cal.3200系の改良ポイント】
2025年現在、Cal.3235・Cal.3285などの新世代ムーブメントではカレンダー機構が改良され、従来に比べて日付操作の制限が大きく緩和されています。任意の時間帯で操作できる設計となり、ユーザーの利便性は向上しました。ただし、旧ムーブメント搭載モデルや中古・並行輸入品では、同じ仕様とは限りません。

そのため、

仕様がわからない場合は
「針を6時位置に下げてから日付を合わせる」

という従来手順を守るのが最も安全です。

もし既に「日付が切り替わらない」「時刻合わせができない」といった症状が出ている場合は、内部破損の可能性もあるため、自己分解や無理な操作は避け、正規サービスまたは信頼できる修理工房への相談をおすすめします。保証書の有無や購入経路によって、修理費用・納期・保証適用範囲が変わるため、早めに現状確認を行うことで、余計なトラブルやコストを抑えられます。

逆回転は故障のもと?ロレックスの時刻合わせは逆回転で大丈夫か

「逆回転すると壊れる」という言い伝えがありますが、多くの現代ロレックスムーブメントは時刻調整時の短い逆回転では即座に故障する可能性は低いとされています

ただし、過度な逆回転やカレンダー変わり目(深夜〜早朝など)での操作は内部機構に負荷をかける可能性があるため、基本的には順回転での調整が推奨されます。

また、以下の点にも注意が必要です。

  • 基本は順回し(時計回り)を推奨: ムーブメントは本来、時計回りに動くことを前提に設計されています。逆回転は各パーツにわずかながら逆方向の負荷をかけるため、日常的には順回しを心がけるのが理想的です。
  • カレンダー切り替わり前後の逆回転: 深夜0時をまたいで針を逆回転させる行為は、カレンダー機構に過度な負荷を与える可能性があるため、避けるべきです。
  • アンティークモデルは厳禁: 1970年代以前の古いモデルや、複雑な機構を持つモデルの場合、逆回転が致命的な故障につながる恐れがあります。

時間が大幅にずれる・進む原因は「磁気帯び」かもしれない

「操作はできるのに、いつの間にか時間が10分以上ずれている」といった不具合は、機械的な故障よりも「磁気帯び」が原因であることが多いです。

現代社会にはスマートフォン、パソコン、スピーカー、バッグのマグネットなど、身の回りに磁気を発するものが数多く存在します。機械式時計内部のひげぜんまいなどが磁化されると振動挙動が乱れ、進み・遅れなどの精度不良につながることがあります。

セルフチェックの目安としては、方位磁石(コンパス)を時計に近づけた際、針が大きく振れる場合は磁気帯びの可能性が高いと言えます。

磁気帯びの場合、磁気抜き専用機による処置で改善するケースもありますが、専用機器や技術がない状態での自己対応は推奨されません。まずは正規サービス、もしくは専門修理店で診断を受ける方が安全です。

磁気帯びの程度が軽微な場合は、店頭で短時間の処置のみで改善できることもあります。一方で、影響が重度になると内部部品まで磁化している可能性があり、分解して細かなパーツを含めて全体をチェックした上で作業が必要になることがあります。磁気帯びの有無は外観から判断できないため、早期に専門家へ相談することが望ましいでしょう。

関連記事ロレックスの針が動かない・動力不足・磁気帯びの原因と解決法については
【完全ロードマップ】ロレックスの秒針が動かない!」で詳しくまとめています。

アドバイス

「禁止時間」については、最新モデルをお持ちの方でも「あえて守る」という愛好家の方が多いです。それは、繊細な機械への敬意でもあります。もし「自分のロレックスがどの世代か分からない」という場合は、常に6時位置で調整を行う癖をつけておけば、どんなモデルを手にしても失敗することはありません。

モデル別ガイド:デイトジャスト・デイトナ・GMTマスターの時刻合わせ

ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド
イメージ:グランド・クロノメーター

ロレックスの時計は、すべてが同じ操作感というわけではありません。特に三大人気カテゴリーである「デイト付モデル」「クロノグラフ」「GMT機能付モデル」では、リューズを引いた際の挙動にそれぞれの特徴があります。

ご自身の愛機がどのタイプに該当するかを確認し、最適なアプローチを知ることで、操作ミスによるストレスを解消しましょう。

ロレックス デイトジャスト・レディースモデルの時間の合わせ方

世界で最も有名なドレスウォッチである「デイトジャスト」は、ロレックスの基本操作を理解するのに最適なモデルです。

  • カレンダー操作のコツ: リューズを1段引いた状態で行う日付の早送りは、非常に軽い力で回ります。カチカチと小気味よく切り替わりますが、あまりに高速で回しすぎると内部パーツの摩耗を早めるため、一拍置くようなリズムで操作するのが理想的です。
  • レディースモデルの注意点: 28mmなどのレディースモデルは、リューズ自体が非常に小さく設計されています。指先だけで操作しようとすると滑りやすく、無理に力を入れると巻芯を曲げてしまう恐れがあります。爪を立てず、指の腹でしっかりとホールドしながら、垂直に引き出すように意識してください。

ロレックス デイトナ・GMTマスターIIの特殊な操作系

プロフェッショナルモデル(スポーツモデル)の代表格である「デイトナ」や「GMTマスターII」には、特有の仕様が存在します。

デイトナ(クロノグラフ)

時刻合わせにおいて間違いやすいのが、リューズの上下にある「プッシュボタン」です。これらはクロノグラフ(ストップウォッチ)の操作用であり、時刻合わせには使用しません。

また、プッシュボタンもねじ込み式ロックがかかっているため、時刻合わせの際に誤ってボタンのロックを緩めてしまい、

「針が動かない」

と錯覚されるケースがあります。時刻はあくまで中央のリューズのみで調整します。

GMTマスターII(時差修正機能)

GMTマスターIIなどの一部モデルでは、リューズを1段引いて操作すると、短針(ローカルタイム針)だけが1時間ずつ「カチッ」とジャンプして動く仕様になっています(ジャンピングアワー)。

このタイプは、一般的なモデルのように日付を直接早送りするのではなく、短針を24時間分進めることで日付が切り替わる仕組みです。初めて触れる方は、

「日付が回らない=故障?」

と感じやすいのですが、これは故障ではなく、旅先での時差修正を素早く行うための高度な設計です。

なお、すべてのGMTモデルが同じ操作仕様というわけではなく、搭載ムーブメントや製造年代によって操作方法が異なる場合があります。取扱いに迷った場合は、無理に回さず、取扱説明書や正規サービスの案内を確認するのが安全です。

スカイドゥエラーなど複雑機構モデルの「リングコマンド」

もしあなたが「スカイドゥエラー」をお持ちであれば、時刻合わせの手順はさらに特殊になります。

ベゼル(時計の縁)を回すことで、リューズの機能を「カレンダー調整」「ローカルタイム調整」「ホームタイム調整」へと切り替える「リングコマンドシステム」が採用されています。

ベゼルの位置が中途半端だとリューズを回しても空回りするため、ベゼルがカチッと所定の位置に収まっているかを確認することが、時刻合わせの第一歩となります。


スカイドゥエラー 336933【新品】ジェムキャッスルゆきざき

アドバイス

特にGMTマスターIIのように「短針を回して日付を変える」タイプは、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。しかし、カチッ、カチッと1時間ずつ時を飛び越えていく操作感は、ロレックスの技術力の結晶でもあります。ご自身のモデルが持つ「独自のクセ」を理解することで、時計への愛着はさらに深いものになるはずです。

ロレックスの時刻合わせができない時は故障?修理に出すべき判断基準

ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド
イメージ:グランド・クロノメーター

正しい操作手順を試しても時刻合わせができない場合、内部の精密なパーツに何らかのトラブルが生じている可能性が高くなります。ロレックスは非常にタフな時計ですが、長年の使用による摩耗や予期せぬ衝撃は避けられません。

ここでは、自分では解決できない「プロに任せるべきサイン」と、2025年現在の最新修理事情について解説します。

これが出たらプロに相談!内部故障(オシドリ・巻芯)のサイン

以下のような症状が見られる場合は、内部の機械的な破損が疑われます。無理に操作を続けると、破損した破片が他の歯車に噛み込み、修理費用が高額になる恐れがあるため、すぐに操作を中止してください。

  • リューズが抜けてしまった、またはグラグラする: リューズを保持する「オシドリ」や「巻芯」というパーツの破損・脱落が考えられます。
  • リューズを回しても手応え(トルク感)がない: 内部の「キーなし機構(設定レバーなど)」が外れているか、空回りしている状態です。
  • 異音がする、またはガリガリとした感触がある: 歯車に欠けが生じているか、潤滑油が完全に切れて金属同士が摩耗しているサインです。

【DIYトラブルの注意喚起】
インターネット上には自己流の修理動画などもありますが、ロレックスの裏蓋を開けるには専用の工具が必要です。また、市販の強力な磁気抜き器を誤って使用すると、逆に時計を強く帯磁させてしまうリスクもあります。大切な資産を守るためにも、自己分解や非正規の過度な調整は避けましょう。

日本ロレックスの最新修理納期と「国際保証」のメリット

修理を検討する際、最も気になるのが「期間」と「費用」です。2025年12月現在の正規サービスセンター(日本ロレックス)の状況を整理しました。

  • 最新の納期目安: 現在、オーバーホールや主要な修理の納期は、受付から約1.5ヶ月〜2ヶ月程度が標準的な目安となっています。ただし、スイス本社から特殊な部品を取り寄せる必要がある希少モデルなどの場合、3ヶ月以上を要することもあります。
  • 国際サービス保証の価値: 正規サービスセンターでオーバーホールや修理を受けた場合、作業完了後にサービス保証(通常2年間)が付与されることが一般的です。この保証はその作業で交換・修理された部分に対する再発保証であり、ムーブメント全体の新品保証とは別の扱いとなります。

並行輸入品・中古品の修理と「国際保証書」の境界線

「並行輸入品や中古で購入したロレックスでも正規修理を受けられるのか?」という疑問をお持ちの方も多いですが、結論から言えば、正規サービスセンターでの受付は可能です。

保証の有無による違い

正規販売店で購入し、正式なロレックス国際保証カードが有効期間内(通常は購入後5年間)であり、かつ自然故障であると認められる場合は、保証規定に基づいて無償修理の対象となることがあります。ただし、落下・衝撃・誤操作など保証対象外の損傷は有償修理となる場合があります。

保証書がない場合、あるいは並行輸入品で保証期間が切れている場合は「有償」となりますが、修理自体の品質に差はありません。

修理店(専門店)との使い分け

「少しでも早く手元に戻したい」「予算を抑えたい」という場合は、信頼できる時計修理専門店を選択するのも一つの手です。専門店では数週間〜1ヶ月程度で対応可能なケースもあります。

依頼先納期(目安)保証期間特徴
正規サービス約1.5〜2ヶ月2年間純正パーツ100%使用。最高の安心感。
時計修理専門店約3週間〜1ヶ月1年間前後納期が比較的早い。予算の相談がしやすい。

アドバイス

もし「これは故障かな?」と迷ったら、まずは日本ロレックスのサービスカウンター、または信頼できる正規販売店へ持ち込んでみてください。プロの技術者がリューズを触るだけで、それが単なる操作ミスなのか、内部の不具合なのかを即座に判断してくれます。初期段階でのケアが、結果として愛機を最も安く、そして美しく保つ秘訣です。

まとめ:愛機ロレックスと長く付き合うために

ロレックスの時刻合わせができない時の完全ガイド
イメージ:グランド・クロノメーター

ロレックスの時刻合わせができないというトラブルは、その多くが「正しい操作手順の再確認」や「モデル特有の仕様(ハック機能など)」を知ることで解決します。しかし、もし操作に違和感があるまま無理にリューズを回し続けてしまうと、本来なら軽微な調整で済むはずの不具合が、致命的な内部破損につながる恐れもあります。

最後に、今回ご紹介した大切なポイントを振り返りましょう。

納得のいく選択を:修理費用の目安と「2年間の安心」

もし修理が必要と判断された場合、2025年12月現在の日本ロレックス正規サービスにおけるオーバーホール料金の目安は以下の通りです。

  • デイトジャスト・サブマリーナー等(3針モデル): 約77,000円〜110,000円
  • デイトナ(クロノグラフ): 約88,000円〜120,000円
  • スカイドゥエラー(複雑機構): 約110,000円〜

※いずれも基本技術料の目安であり、パーツ交換が必要な場合は別途加算されます。

2025年現在、正確な正規オーバーホール料金は公式には公開されていませんが、一般的な修理店の価格表や業界情報では概ね中級モデルで10万円前後〜とされるケースが多く、複雑機構モデルはさらに高くなる傾向があります。正確な価格はメーカー見積もりによって決定されるため、修理依頼前の見積取得を推奨します。

正規サービスを利用する最大のメリットは、完了後に発行される「国際サービス保証書(サービスギャランティ)」です。これにより、修理完了日から2年間、内部機構の自然故障に対する保証が適用されます。この「メーカーによる2年間の保証」は、単なる安心感だけでなく、将来的に愛機を手放す際にも、適切なメンテナンスが行われてきた証として大きな信頼の裏付けとなります。

トラブルを未然に防ぐ「時計との向き合い方」

ロレックスは、メンテナンスを繰り返すことで何十年、あるいは世代を超えて使い続けることができる稀有な時計です。時刻合わせができないという経験は、愛機が「少し休ませてほしい」「プロの診断を受けてほしい」と発しているサインかもしれません。

  • 無理な操作は厳禁: 固い、動かないと感じたら、それ以上の力は加えない。
  • 定期的な点検: 3〜5年に一度のオーバーホールを推奨。
  • 正しい保管: スマホやパソコンなどの磁気源から10cm以上離す習慣をつける。

大切なロレックスが、再びあなたの腕元で正確な時を刻み始めることを願っています。もし判断に迷うことがあれば、遠慮なく正規販売店や日本ロレックスのサービスセンターへ相談してみてください。それが、結果としてあなたの愛機を最も守ることにつながるはずです。

使用後の軽い拭き取りなど、日ごろのメンテナンスも習慣にしましょう。

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\商品券4%還元!/
Yahooショッピング

関連記事ロレックスなど高級時計のメンテナンスについては
高級時計は本当にメンテナンスフリーなのか」もどうぞ。

関連記事ロレックスを休ませる際のお悩みについては
ロレックスを使わない時の正しい保管方法」も参考になさってください。


最後までお読みいただきありがとうございました。ロレックスという素晴らしい時計を持つことは、その歴史や技術を共有することでもあります。この記事が、あなたの時計ライフをより豊かで安心なものにする一助となれば幸いです。

ロレックスの時刻合わせに関するFAQ

ロレックスで「時刻合わせができない・リューズが回らない」のは故障ですか?

多くの場合は故障ではなく、ねじ込み式リューズがロックされているのが原因です。
まず「反時計回りに少し緩めてから引き出す」と操作できるようになります。
無理に力を入れると破損の原因になるため注意が必要です。

ロレックスの日付を合わせてはいけない時間帯はいつですか?

目安は「20時〜4時」です。
この時間帯は内部で日付切替機構が動作中のため、手動操作で部品を傷める可能性があります。
※Cal.3235・3285など一部最新ムーブメントは制限が緩和されています。

GMTマスターIIで「短針だけが1時間ずつ動く」のは正常ですか?

正常な仕様です。故障ではありません。
短針を1時間ずつ動かす「ジャンピングアワー機能」により、
時差修正・日付切替を素早く行えるよう設計されています。

時刻が大きく進む・遅れるのは何が原因ですか?

多くは「磁気帯び」が原因です。
スマホ・PC・イヤホンケースなどの磁石に近づけると精度が狂うことがあります。
症状が続く場合は、脱磁+点検を推奨します。

時刻合わせができない場合は、どこに修理を依頼すべき?

まずは日本ロレックス(正規サービス)への点検依頼が最優先です。

  • 納期目安:1.5〜2ヶ月前後
  • オーバーホール後:2年間の国際サービス保証が付与
    並行品・中古品でも受付可能(保証書なしは有償になることがあります)。

参考リンク・出典一覧

参考文献・出典一覧(タップで開く)

【重要:免責事項】

当サイトの情報は、時計の趣味・鑑賞、および文化的・技術的な背景の解説を目的としており、金銭的利益や価格保証を目的とするものではありません。市場での価格動向は常に変動し、将来の価格は保証されません。購入・売却に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任で行ってください。

詳細は免責事項をご確認ください。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次