「オメガのクォーツは、もう生産終了したのでは?」
そんな疑問を持つと、現在も使っている時計や、これから購入を考えているモデルについても不安になるかもしれません。
とくに生産終了したクォーツモデルでは、「いつまで使えるのか」「故障したら修理できるのか」といった点も気になるところです。機械式時計とは仕組みが異なるため、長く所有するうえで確認しておきたいポイントもあります。
一方で、「生産終了=寿命が近い」と単純に考えることもできません。現在のオメガにどのようなクォーツモデルがあるのか、過去のモデルはどのように扱われているのかを整理すると、見え方は少し変わってきます。
この記事では、オメガのクォーツの生産状況から寿命、公式サービス、メンテナンス費用までを整理し、長く使うことを考えたときに確認しておきたいポイントを解説します。
- オメガのクォーツが生産終了したのか
- 生産終了モデルの寿命と修理
- 電池交換や公式メンテナンス費用
オメガのクォーツは生産終了した?現在のラインナップと過去モデルを整理

オメガのクォーツは、すべてが生産終了したわけではありません。現在も公式ラインナップにはクォーツモデルが存在する一方、シーマスター アクアテラなど、過去に展開されていたクォーツモデルには生産終了となったものがあります。まずは現行品と過去モデルを分けて整理します。
オメガには現在もクォーツモデルがある
現在のオメガ公式サイトを見ると、クォーツモデルは現行ラインナップに残っています。たとえばコンステレーションでは、公式カタログ上でクォーツを搭載したモデルが確認でき、28mmなどの小径モデルが展開されています。デ・ヴィルにもクォーツモデルがあり、プレステージの現行カタログではクォーツを選択できます。
したがって、オメガのクォーツそのものが生産終了した、という理解は正確ではありません。
一方、現在のラインナップを詳しく見ると、クォーツはコレクション全体を占める方式ではなく、モデルやサイズによって設定されています。これは、同じコレクションの中でもクォーツと機械式が併存していることからも分かります。
たとえばコンステレーションの公式カタログでは、自動巻きとクォーツの双方がムーブメントタイプとして設定されています。デ・ヴィルも同様に、複数のムーブメント方式が用意されています。
つまり現在のオメガを考える際には、「クォーツか機械式か」という二択でブランド全体を捉えるよりも、コレクションやケースサイズごとに設定を確認するほうが実態に近いでしょう。
生産終了したクォーツモデルにはどのようなものがある?
一方で、過去に販売されていたオメガのクォーツモデルには、公式サイト上で明確に「生産を終了いたしました」と表示されているものがあります。
生産終了したクォーツモデルの代表例として挙げられるのが、シーマスター アクアテラ 150Mです。オメガ公式サイトには、38.5mmのクォーツモデルに加え、30mmのクォーツモデルも掲載されており、いずれも生産終了と案内されています。

Seamaster Aqua Terra 150M 出典:オメガ公式
38.5mmモデルにはクォーツ・プレシジョン キャリバー4564、30mmモデルにはキャリバー4561が搭載され、それぞれ公式製品情報では電池寿命が25か月、44か月とされています。
コンステレーションにも同様の例があり、27mmのクォーツモデルについて、公式ページで生産終了と案内されています。
こうした具体例を見ると、オメガのクォーツが生産終了したかどうかは、ブランド全体ではなく、モデルや世代ごとに確認する必要があることが分かります。
こうした生産終了モデルを検討する際は、モデル名だけでなく、どの世代にあたるのか、搭載キャリバーは何か、現在もメーカーのサービス対象となるのかまで確認しておくと、その後の維持についても考えやすくなります。
オメガのクォーツモデルはなぜ減った?現在のラインナップから考える
では、なぜ過去にはシーマスター アクアテラなどにも設定されていたクォーツモデルが、現在は限られたラインナップになっているのでしょうか。
この点について、オメガが「クォーツを縮小するため」といった具体的な方針を公式に説明しているわけではありません。そのため、企業側の意図を一つの理由として断定するのは避けたほうがよいでしょう。
ただし、現在のオメガが機械式時計について、マスター クロノメーターなどの技術開発と品質基準を積極的に展開していることは、公式情報から確認できます。
代表的なのがマスター クロノメーター認定です。オメガのマスター クロノメーターは、ISO 3159に基づくクロノメーター認定に加え、スイス連邦計量・認定局(METAS)による8種類のテストを受けています。精度だけでなく、耐磁性、防水性、パワーリザーブなどを含めて時計全体の性能が評価されます。
現在の公式ラインナップを見ると、機械式のマスター クロノメーター搭載モデルが各コレクションに広く展開されています。一方でクォーツは、コンステレーションやデ・ヴィルなどの一部モデルに残されています。
このため、オメガのクォーツが一律に終了したわけではないものの、過去と現在ではクォーツを搭載するモデルの構成が変化していることは確認できます。
こうした背景から、現在のオメガはクォーツという方式だけでなく、具体的なモデル単位で見ることが重要です。現行モデルなのか、すでに生産を終えたモデルなのかによって、その後に確認すべき情報も変わってきます。
とくに生産終了モデルについては、購入できるかどうかだけでなく、搭載キャリバーやメーカーのサービス体制まで視野に入れることで、長期保有についてより具体的に考えられます。
生産終了したオメガ クォーツは長く使える?寿命を年数だけで判断できない理由

生産終了したモデルを長く使えるかどうかは、製造年だけでは判断できません。クォーツは電子部品を含むため、機械式とは異なる維持上の論点があります。ここでは、寿命を考える際に確認したいポイントを整理します。
オメガ クォーツの寿命は「○年」と一律には決められない
クォーツ時計だからといって、一定の年数を過ぎれば使えなくなるわけではありません。電子回路やモーターなどを使用するため、機械式とは異なる故障要因がありますが、時計の状態や搭載されるムーブメント、使用環境などによって経過は変わります。
とくに注意したいのが、クォーツの寿命を「20年」「30年」といった年数だけで区切ってしまう考え方です。こうした数字をオメガのクォーツ全般に当てはめられる公式な基準は確認できません。
また、電池を使用するクォーツでは、電池寿命と交換時期も長く使ううえで確認しておきたいポイントです。オメガの公式製品情報では、搭載キャリバーによって電池寿命が異なり、48か月、44か月、25か月などと具体的に示されているモデルがあります。そのため、「オメガのクォーツは一律○年」と考えるのではなく、時計に搭載されたキャリバーごとの仕様を確認することが大切です。
電池交換については、スウォッチ グループ ジャパンの正規修理サービスで、クォーツ時計の電池交換を含むメンテナンスが案内されています。電池が切れたこと自体を時計の寿命と考える必要はありませんが、長期間放置せず、適切な時期に交換することが重要です。
つまり、生産から何年経過したかは一つの判断材料ではあるものの、それだけで残りの使用期間を算出することはできません。
生産終了したクォーツで重要なのは「今後も修理できるか」
生産終了モデルの長期保有を考える際には、時計そのものが何年動くかだけでなく、必要な修理や部品交換を今後も受けられるかという視点が重要になります。
ここでは、時計の寿命とメーカーによるサービス提供期間は別の問題として考える必要があります。時計が正常に動作していても、将来的に特定の部品が必要になった際、その部品をメーカーが提供できるとは限りません。一方で、生産終了から一定年数が経過していることだけを理由に、直ちに修理できなくなるともいえません。
オメガの公式情報を確認しても、クォーツモデルについて「生産終了後10年間は部品を保有する」といった一律の期間は明記されていません。そのため、従来見られる「部品保有期間は約10年」という数字を、オメガ全体の公式基準として扱うのは適切ではありません。
生産終了モデルを検討する場合は、製造年だけで寿命を推測するのではなく、搭載キャリバーや現在の状態、必要になった際のサービス体制を個別に確認することが、より現実的な判断につながります。
オメガには歴史的な時計を修復するサービスもある
オメガには、通常のメンテナンスとは別に、歴史的な時計を対象とした「修復」サービスもあります。公式サイトでは、1940年以前に製造されたオリジナルモデルについて、専門の技術者が修復を行うサービスとして案内されています。古い時計の部品を修復し、場合によっては欠落した部品を手作業で複製することも説明されています。
ただし、これは現代の生産終了クォーツ全般が対象になるという意味ではありません。現在の修復価格表でも対象キャリバーはメカニカルとされているため、クォーツについては個別のサービス情報と分けて考える必要があります。
また、オメガは特殊な時計のサービスについて、「超高精度クオーツキャリバー」も対象となる機器の一つとして挙げています。これは、少なくともオメガが歴史的・特殊なクォーツ技術についてもサービス対象として位置づけていることを示す情報です。
ただし、こうした修復サービスが存在することから、すべての生産終了クォーツが将来にわたって修理可能だと保証されているわけではありません。個々の時計について、ムーブメントや部品の状態、修復の可否などによって対応が異なる可能性があります。
そのため、生産終了という事実だけで「もう長く使えない」と判断する必要はありません。一方で、「オメガなら古いクォーツでも永久に修理できる」と考えるのも適切ではありません。長期保有を考えるなら、こうしたサービス体制があることを踏まえつつ、実際のメンテナンス条件を確認していくことが重要です。
オメガ クォーツは修理できる?公式サービスで確認しておきたい条件

生産終了したクォーツを長く使ううえでは、現在の動作だけでなく、メーカーのサービス対象となる条件も確認しておきたいところです。オメガではサービス前に時計の状態を確認する仕組みが設けられており、モデルの年代だけで一律に判断されるわけではありません。
生産終了・ヴィンテージでも公式サービスの対象になり得る
生産終了したオメガ クォーツでも、生産終了を理由に一律で公式サービスを受けられなくなるわけではありません。サービスを依頼した時計は専門家による確認が行われ、その状態や使用されている部品などを踏まえて、対応内容が判断されます。
さらに長い年月を経たヴィンテージウォッチについては、通常のメンテナンスとは別に「修復」というサービスも用意されています。オメガは特殊な時計の対象として「超高精度クオーツキャリバー」も挙げており、クォーツについても歴史的・特殊なモデルを扱うサービス体制が確認できます。
ただし、これは生産終了したクォーツがすべて修理できることを意味するものではありません。実際の対応は、時計の状態や部品、ムーブメントなどを確認したうえで個別に判断されます。
なお、有償サービスには24か月間のサービス保証が案内されています。これはサービス後の保証であり、将来にわたる修理可能性を保証するものではありません。
正規部品やムーブメントの状態によって対応が変わる
中古のオメガで特に確認しておきたいのが、時計を構成する部品とムーブメントの状態です。
オメガの公式FAQでは、サービス提供前に専門家が時計を確認し、ムーブメントと本体すべてに正規のオメガ部品が使用されている場合をサービス対象としています。反対に、偽造部品や外観・機能に改造を加えた正規部品、オメガの部品系列に一致しない部品などが含まれる場合には、部品交換、サービスの中止・拒否などの対応が取られる可能性があります。
また、ムーブメントが欠落している場合や、オメガ以外のムーブメントが使用されている場合はサービスを利用できません。さらに、偽造品などについては、サービスを受けられないだけでなく、時計が返却されない場合があることも公式に明記されています。
これは生産終了モデルを選ぶ際にも重要なポイントです。年式が古いことそのものよりも、その時計が現在どのような状態になっているかが、公式サービスを利用できるかどうかを考えるうえで重要になります。
中古の生産終了モデルは「時計の状態」を確認して選ぶ
生産終了したオメガ クォーツを中古で購入するなら、価格や外観だけでなく、将来のメンテナンスまで見据えて個体の状態を確認したいところです。
特に確認しておきたいのは、次の項目です。
- 搭載ムーブメント:モデル名だけでなく、どのキャリバーが搭載されているか
- 部品交換歴:正規部品以外が使用されていないか
- 改造の有無:外観や機能に変更が加えられていないか
- サービス履歴:過去にどのようなメンテナンスを受けているか
- 外装状態:ケースや文字盤、風防などに大きな損傷や交換歴がないか
もちろん、古い中古時計についてすべての履歴が揃っているとは限りません。そのため、サービス履歴がないことだけで購入対象から外すというより、確認できる範囲で時計の素性と状態を把握しておくことが現実的です。
とくに生産終了モデルでは、「古いから修理できない」のではなく、「その個体がどのような状態で、どのような部品によって構成されているか」が重要になります。これは、購入価格だけでは判断しにくい、生産終了クォーツならではの確認ポイントです。
オメガ クォーツのオーバーホールはいくら?公式価格とサービス内容
オメガのクォーツを長く使うなら、将来的なメンテナンス費用も気になるところです。ここでは、オメガが現在公表しているコンプリート メンテナンス サービス(オーバーホール)の料金と、料金に含まれる作業内容を確認します。
オメガ公式のコンプリート メンテナンス サービス料金
オメガの公式サイトでは、コンプリート メンテナンス サービスについて、クォーツを含むキャリバーの種類とケース素材に応じた推奨公示価格を設定しています。
2026年9月時点で公表されているクォーツの料金は、以下のとおりです。
| キャリバー | 非貴金属素材 | 貴金属素材 |
|---|---|---|
| クォーツ・クロノグラフ以外 | 96,800円 | 124,300円 |
| クォーツ・クロノグラフ | 115,500円 | 148,500円 |
いずれも付加価値税(VAT)を含む公式の推奨公示価格です。なお、時計の機能を復元するために追加部品が必要となる場合は、上記料金とは別に費用が発生することがあります。
以前の記事などで見られる4~6万円程度という価格は、現在の公式公示価格とは大きく異なります。オメガのクォーツをこれから長く使うことを考えるなら、現在の料金を基準に考えておくほうが現実的です。
コンプリート メンテナンスには何が含まれる?
オメガのコンプリート メンテナンス サービスは、単に電池や一部の部品を交換するだけの作業ではありません。
公式の案内では、ムーブメントの分解・洗浄から摩耗した部品の交換、組み立て、機能検査まで行われます。さらにケースとブレスレットの洗浄・研磨、防水性を確保するためのガスケット交換、最終検品などもサービスに含まれています。
また、料金には以下の部品・作業が含まれると案内されています。
- 摩耗したムーブメント部品の交換と作業費
- リュウズ
- プッシュボタン
- クリスタル(サファイアガラスを除く)
- エスケープバルブ
- ガスケット
- ケースやブレスレットの研磨
ただし、基本料金に含まれない追加部品が必要になった場合は、同意のうえで別途料金が加算されます。したがって、上記の公示価格はすべてのケースで最終的な支払額が同じになるという意味ではありません。
公式の料金計算ツールならモデルが分からなくても目安を確認できる
自分のオメガがどの料金区分に該当するのか分からない場合は、公式サイトのコンプリート メンテナンス サービスの価格計算が便利です。
>>コンプリート メンテナンス サービスの価格計算(ページの下部にあります)
このツールでは、プッシュボタンの数やリュウズの素材、操作時の感触など、手元の時計から確認できる項目を選択して、料金区分を絞り込めます。モデル名やキャリバー番号がすぐに分からない場合でも、まずは手元の時計の特徴から公式価格の目安を確認できる仕組みです。
なお、オメガは一般的なメンテナンスについて、使用状況などによって差があるとしたうえで、5~8年ごとのコンプリート メンテナンスを推奨しています。
そのため、上記の公示価格は、すべてのケースで最終的な支払額が同じになるという意味ではありません。長期保有を考える場合は、基本料金だけでなく、追加部品が必要になる可能性も含めて考えておくとよいでしょう。
オメガのクォーツは「ダサい」「もったいない」と考える必要がある?

オメガのクォーツを選ぶことに対して、「高級時計なのにクォーツではもったいない」「機械式より格下なのでは」と感じる人もいるかもしれません。ただ、クォーツには機械式とは異なる明確な特徴があります。方式の違いを知ると、選び方も変わってきます。
クォーツには機械式とは違う実用上のメリットがある
クォーツの大きな特徴は、日常生活における扱いやすさです。
オメガは公式サイトで、クォーツ式時計について「比類なき精度と信頼性」を特徴として挙げ、±1秒/日を求める人に適した方式として紹介しています。機械式時計のようにゼンマイの巻き上げや装着時間による停止を気にする必要がないため、日常的に時刻を確認する時計として使いやすい方式です。
また、クォーツは機械式とは異なる構造を持つため、ケースサイズやデザインの設計においても選択肢の一つになります。とくに毎日の時刻合わせをできるだけ減らしたい人や、時計を着けたり外したりする機会が多い人にとっては、こうした実用性が魅力になります。
つまり、クォーツの価値は「機械式より高いか低いか」ではなく、正確さや扱いやすさを重視したい人に適した方式であることにあります。
オメガがクォーツ技術に取り組んできた歴史
オメガのクォーツは、単に機械式より安価な方式として登場したものではありません。
オメガの公式年表には、1974年の出来事として「クォーツ ムーブメント、オメガ メガクォーツ マリン クロノメーターの認定」が記録されています。これは、オメガがクォーツ技術を精度追求の一つの領域として扱ってきたことを示す歴史の一例です。
現在のオメガ公式サイトでも、クォーツ式時計を「時計製造の歴史の中で欠くことのできない要素」と位置づけ、精度や信頼性とデザイン性を組み合わせた時計として紹介しています。シーマスター、スピードマスター、デ・ヴィル、コンステレーションなど、複数のコレクションでクォーツの歴史があることも確認できます。
そのため、オメガのクォーツを「高級時計なのにクォーツ」とだけ捉えると、ブランドが積み重ねてきた技術の一面を見落としてしまいます。
クォーツか機械式かは「時計に何を求めるか」で変わる
クォーツと機械式には、それぞれ異なる魅力があります。
たとえば、時刻の正確さや日常の扱いやすさを重視するならクォーツ、一方で、機械の動きや伝統的な時計製造そのものを楽しみたいなら機械式が候補になります。
もちろん、これは単純な優劣ではありません。同じオメガでも、時計を毎日の道具として使いたいのか、機械式ムーブメントを所有することそのものを楽しみたいのかによって、適した方式は変わります。
「オメガなら機械式を選ぶべき」「高級時計のクォーツはもったいない」と一括りにするよりも、自分が時計に何を求めているのかを基準に考えるほうが、長く使う時計を選びやすくなります。
オメガ クォーツを選ぶか迷ったら確認したい3つの基準
オメガのクォーツを選ぶか迷ったときは、クォーツか機械式かという方式だけで決める必要はありません。現在のメンテナンス環境、将来的な不確実性、そしてクォーツならではの使いやすさを順に確認すると、自分に合うか判断しやすくなります。
① 現在の公式サービスでメンテナンスできる状態か
まず確認したいのは、その時計が現在のオメガ公式サービスを受けられる状態にあるかどうかです。
オメガでは、サービス前に専門家が時計の状態を確認し、ムーブメントと本体に正規のオメガ部品が使用されていることをサービス対象の条件として案内しています。改造された部品やオメガ以外のムーブメントが使われている場合などは、部品交換やサービスの中止・拒否となることがあります。
中古の生産終了モデルを選ぶ場合も、年式だけを見るのではなく、現在の個体がどのような状態なのかを確認することが大切です。
② 将来の修理リスクを理解して、その時計を持ち続けたいか
生産終了したクォーツを選ぶ場合、現在メンテナンスできることと、将来も同じ条件で修理できることは分けて考える必要があります。
オメガは現行コレクションだけでなくヴィンテージウォッチについても正規サービスを案内していますが、すべての生産終了モデルについて、将来のサービス可否が保証されているわけではありません。
そのため、購入時点で問題なく動作していても、将来的な部品供給や修理対応には不確実性があることを理解しておきたいところです。
それでも、その時計のデザインや使い心地、思い入れなどに価値を感じて長く持ちたいと思えるなら、生産終了モデルを選ぶ意味はあります。逆に、将来的なメンテナンスまで含めて不安を感じるなら、現行モデルを選択肢に入れる方法もあります。
③ クォーツならではの使いやすさに価値を感じるか
最後に確認したいのが、クォーツという方式の実用性を、自分がどの程度重視するかです。
クォーツは、機械式のようにゼンマイの巻き上げやパワーリザーブを気にする必要がなく、日常的に時刻を確認する時計として扱いやすい方式です。オメガの公式情報でも、クォーツ式時計は高い精度や信頼性を特徴の一つとして紹介されています。
一方で、機械式時計には、ムーブメントの動きや複雑な機構、伝統的な時計製造そのものを楽しめるという別の魅力があります。どちらを重視するかによって、同じオメガでも選択は変わってきます。
特に生産終了したクォーツモデルでは、現行品にはないデザインやサイズ、搭載キャリバーに魅力を感じて選ぶケースもあるでしょう。その場合は、単に「クォーツだから」という理由ではなく、その時計を長く所有したいと思えるだけの魅力があるかまで含めて考えることが大切です。
精度、時刻合わせの手間、サイズ、メンテナンス、デザインなど、自分が時計に求める条件を並べてみると、クォーツを選ぶ理由も見えやすくなります。方式そのものに優劣をつけるのではなく、所有する目的と時計の特徴が合っているかを基準にすると、判断しやすくなります。
まとめ オメガ クォーツ生産終了を判断材料にするなら

オメガのクォーツは、すべてのモデルが生産終了したわけではありません。過去には生産を終えたクォーツモデルもありますが、生産終了という事実だけで、その時計の寿命まで決まるわけではありません。
長く使うことを考えるなら、製造年だけで判断するのではなく、現在の時計の状態や搭載ムーブメント、公式サービスの対象となる条件を確認することが大切です。また、将来的な修理や部品対応については不確実性があるため、その点も含めて考える必要があります。
現在のオメガ公式サービスでは、クォーツのコンプリート メンテナンス サービスも用意されており、2026年9月時点では非貴金属素材の非クロノグラフで96,800円からとなっています。こうしたメンテナンス費用も、購入時や長期保有を考える際の判断材料になります。
そして、クォーツと機械式に一律の上下があるわけではありません。高い精度や時刻合わせの手間を抑えられる実用性を重視するのか、機械式ならではの機構や楽しさを求めるのか。自分の使い方や時計に求めるものに照らして選ぶことが、オメガのクォーツを長く楽しむうえで重要です。

FAQ|オメガ クォーツ生産終了に関するよくある質問
オメガのクォーツについて、最後に確認しておきたい疑問をまとめました。生産終了の有無だけでなく、寿命や電池、メンテナンス費用についても簡潔に確認できます。
- オメガのクォーツはすべて生産終了していますか?
-
いいえ、オメガのクォーツがすべて生産終了したわけではありません。現在もクォーツモデルが存在する一方、過去に生産を終えたモデルもあるため、モデルごとに確認する必要があります。
- オメガのクォーツは何年くらい使えますか?
-
オメガのクォーツに「○年で寿命」という一律の基準はありません。時計の状態や搭載キャリバー、使用環境、メンテナンス状況などによって異なるため、生産年だけで残りの使用期間を判断することはできません。
- オメガのクォーツの電池は何年くらい持ちますか?
-
電池寿命はキャリバーや機能の使用状況によって異なります。オメガ公式の製品情報には、電池寿命を25か月、44か月、48か月などと示しているクォーツモデルがあります。
- オメガのクォーツのオーバーホールはいくらですか?
-
オメガの「コンプリート メンテナンス サービス」は、2026年9月時点でクォーツ・クロノグラフ以外が96,800円から、クォーツ・クロノグラフが115,500円からです。ケース素材によって料金が異なり、追加部品が必要な場合は別途費用が発生します。
出典・参考資料
- オメガ公式|コンステレーション コレクション
https://www.omegawatches.jp/watches/constellation - オメガ公式|デ・ヴィル コレクション
https://www.omegawatches.jp/watches/de-ville - オメガ公式|シーマスター アクアテラ 150M 38.5mm クォーツ(生産終了モデル)
https://www.omegawatches.jp/watch-omega-seamaster-aqua-terra-150m-quartz-38-5-mm-23110396002001 - オメガ公式|コンステレーション クォーツ 27mm(生産終了モデル)
https://www.omegawatches.jp/watch-omega-constellation-quartz-27-mm-12310276002001 - オメガ公式|マスター クロノメーター認定
https://www.omegawatches.jp/world-of-omega/watchmaking/the-master-chronometer-certification/ - オメガ公式|特殊な時計のサービス
https://www.omegawatches.jp/customer-service/interventions-and-prices/special-timepieces - オメガ公式|サービス価格
https://www.omegawatches.jp/customer-service/interventions-and-prices/watch-service-prices - オメガ公式|デ・ヴィル プレステージ 30mm クォーツ(Cal.4061・電池寿命48か月)
https://www.omegawatches.jp/watch-omega-de-ville-prestige-quartz-30-mm-43420306008001 - スウォッチ グループ ジャパン|オメガ 正規時計修理
https://swatchgroup.jp/customer-service/omega_repair - スウォッチ グループ ジャパン|よくある質問
https://swatchgroup.jp/customer-service/faq - スウォッチ グループ ジャパン|ウォッチケア
https://www.swatchgroup.jp/customer-service/watch-care - スウォッチ グループ ジャパン|カスタマーサービス
https://swatchgroup.jp/customer-service

